■ ここ何年か週2回ほど朝カフェ読書を続けている。松本のなぎさライフサイトにあるスターバックスの開店は朝7時半。私は開店直後に入店して「ホットのショートをマグカップで」と、いつも同じ注文をする。なじみの店員さんは心得ていてカウンター前に立つだけで、注文しなくても提供してくれる。
平日の朝、このスタバの2階を利用するお客さんは、大概ひとりで席に着く。パソコンで作業をする人、参考書を開いて勉強する人、私のように本を読む人。皆似たようなことをしている。
スタバの建築空間そのものが魅力的だから利用を続けているのだろうか。自問するにどうもそうではないような気がする。同じような目的の人が空間を共有しているという状態が心地よいのだと思う。
早朝だから他にお客さんがいなくて私ひとりきりということもあるが、これではだめ。私だけひとりで、他がふたり連れということは今までなかったが、このような場合もおそらくだめだろう。てんでばらばらな目的の人たちの集まりでもだめだろう。やはり似たもの同士が集まらないと。平日の朝のスタバ、少なくとも私が利用しているスタバはこのような要件を満たしている。
同じ空間を同じ目的を持つ人たちが共有することで、連帯感(いや連帯感とはなんとなく違うような気もするが、利用時に感じる気分に相応しい言葉が他にみつからない)が感じられるのだと思う。
「♪ ひとりじゃないって すてきなことね」そう、まさに天地真理の歌のような感情をスタバの利用者は私に限らず皆抱いているのではないか、と思うのだがどうだろう・・・。