透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

1320 茅野市豊平の火の見櫓

2021-12-13 | A 火の見櫓っておもしろい




1320 茅野市豊平 心光寺駐車場 4脚8〇4(貫通)型 撮影日2021.12.12

 大型の火の見櫓。見張り台の高さは14.5メートルくらい。4脚に8角形の屋根と円形の見張り台という組み合わせはそれほど珍しくはないが数は少ないかもしれない。この辺で8角形の屋根は珍しい。4脚(4柱)の場合、1319の火の見櫓のように屋根も見張り台も4角形が多いと思う。

櫓のプロポーションは良いと思うが、屋根と見張り台が櫓の大きさに比して小さい、という印象。機能的に必要以上に大きくする必要はもちろんないが。



下り棟の先の蕨手が巻いていない。表面が平滑な(このことを「つるりんちょな」と形容している)半鐘を中心部に下げてあ*1見張り台の手すりのデザインがなかなか魅力的だ。建築の階段の手すりのデザインも見倣いたい。消火ホースを引き上げるための滑車を付けてある。必要なものではあるが、見た目には無い方がよい、などと勝手なことを書く。消火ホースを乾燥させるという役目があるから撤去されずに残っている場合が多いのだから、是としなくては。



櫓中間の踊り場にも半鐘を下げてある。サイレンも設置してある。踊り場として、大きさはこれで充分だろうが、見た目には櫓の外側まで張り出すような(東京タワーの展望台のように)大きさの方が好ましい。



この火の見櫓も脚元にも半鐘を吊り下げてある。消防信号板も設置してある。RC(鉄筋コンクリート)造の倉庫に火の見櫓の脚が刺さっている。近づくと・・・。


なぜ? 

・共持ち効果で倉庫も火の見櫓の脚部も強くなる、たぶん。
・倉庫が広くなる。

他には考えられないなあ。