透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

茅野市湖東の火の見櫓

2021-12-18 | A 火の見櫓っておもしろい


(再)茅野市湖東新井 4脚4444(倉庫またぎ)型 撮影日2021.12.12

 美しいフォルムの火の見櫓。背が高く、見張り台の高さは約14.5メートル。踊り場が2か所ある。




上の踊り場は消火ホースを乾燥させる作業をするためにカンガルーポケットなつくり。


下の踊り場(高さ約6.5メートル)にも半鐘を吊り下げてある。見張り台まで登るのは大変だが、ここまで外付け梯子を登るのは容易だろう。


櫓内に倉庫を絶妙に納めている。


 


民家を訪ねて

2021-12-18 | A あれこれ


茅野市北山糸萱にて 撮影日2021.12.12

 八ヶ岳山麓には古くから集落が形成されていて、上掲写真のように蔵が立ち並ぶ通りもある。今月12日に茅野市に出かけたのは火の見櫓巡りすることだけでなく、蔵を見るためだった。

糸萱には土蔵の他に板倉もある。


土蔵の見どころは壁に施された左官職人のアートな仕事


牛鼻の大黒様




窓の意匠


せいろう倉


落し板倉(せいろう倉とは構法が違う)
 
交叉させただけの破風板(左)と交叉させた破風板の小口を板で塞ぎ、その結果出来るひし形の中を飾った「雀おどり」(右)


火の見櫓もおもしろいけれど民家もおもしろい。


1324 火の見櫓の脚の有無 

2021-12-18 | A 火の見櫓っておもしろい


1324 茅野市北山糸萱 3無無無型 撮影日2021.12.12

 火の見櫓を分類する観点は例えば1323(前稿)のようなごく一般的な形の火の見櫓で考えて決めた。だから今回のようなそれらとは形が違うものはすんなり分類・タイプ分けができない。脚としての設えの有無、櫓の部分とは異なるデザインが施されているのかどうか、この観点からすると、この火の見櫓に脚は無いということになる。だからこの火の見櫓は3無無無(柱3本、脚無し、屋根無し、見張り台無し)型。