透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

茅野市豊平の庚申碑

2021-12-19 | B 石神・石仏


小窪山今宮寺観音堂の裏手に祀られている庚申碑 撮影日2021.12.12


真ん中の出羽三山大権現のことは何も知らないのでパス。

 
右側の庚申碑 櫛形に彫り込んで庚申と陰刻してある。左側の建立年は寛政十二庚申十一月吉日と読める。調べると寛政12年は西暦1800年で干支は確かに庚申(かのえさる こうしん)。次の庚申の年は1860年(万延元年)。左側の文字は〇〇村中、読めない・・・。


左側の庚申碑 建立年は昭和五十五年庚申十二月。横は南大塩区中と読める。昭和55年(1980年)の次の庚申の年は2040年。


 


諏訪市四賀の「火の見櫓」バス停

2021-12-19 | A 火の見櫓っておもしろい


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(再)諏訪市四賀細久保 3無33型 撮影日2021.12.12

 2017年の9月に既にこの火の見櫓を見ているが、その時は「火の見櫓」というバス停に気がつかなかった。だが、写真にはバス停が写っていて、「火の見櫓」という文字も確認できる。やはり注意深く観察しないと、いや観察しても見落とすことがある。やはり2度3度と見ないといけない。

外付け梯子で見張り台まで直登するようになっている。



3角形の屋根の下にスピーカーが設置され、手すりにもなにやら盤が設置されている。半鐘はここに無く、主役の座を明け渡してしまっている。



櫓の中間に半鐘を設置してある。踊り場がないから、梯子に立った状態で叩くことになる。ちょっと消防団員への配慮が足りないんじゃ、でも火の見梯子の多くは同様な対応。



地区の掲示板とバス停 ブレースの丸鋼が見えていて、脚部の設えがなされていないことが分かる。

本稿で12月12日の茅野方面の火の見櫓巡りの記録(全11基)終了。


 
本稿がちょうど7000稿目だった。 


1325 茅野市湖東の火の見櫓

2021-12-19 | A 火の見櫓っておもしろい


1325 茅野市湖東 4脚444型 撮影日2021.12.12



 美しい火の見櫓の要件としてなだらかなカーブを描きながら末広がる櫓と下端までトラス構造の脚、大きさのバランスが良い屋根と見張り台、以上の3点が挙げられる。この火の見櫓はこれらの要件を満たしており美しい。スピーカーが無ければ尚良いが・・・。見張り台の高さは約11.5メートル。錆びもなく良好な状態が保持されている。



屋根は軒近くの反りがきついが三重塔、五重塔を思わせる形。隅切りした見張り台の手すり。飾りはよくあるデザイン。消火ホースを掛けるフックが付いている。



外付け梯子から踊り場に入る開口部の構成。端正にできている。ここにも半鐘と懐かしいデザインの照明器具が設置されている。


手本となるような美脚。


 


「9 男はつらいよ 柴又慕情」

2021-12-19 | E 週末には映画を観よう

 寅さんシリーズ第9作「男はつらいよ 柴又慕情」

「寅さん」ってどんな映画なのか紹介するとき、ストーリーの展開についてはこの作品を取り上げるのが好い。

①旅から柴又に帰ってきた寅さんがとらやで大喧嘩してまた旅に出ていく。
②旅先でマドンナと出会い、楽しいひと時を過ごす。
③旅先で別れて、その後寅さんは再び柴又に帰ってくる。
④しばらく経って、マドンナがとらやに寅さんを訪ねてくる。
⑤マドンナの好意的な振舞いに寅さん勘違い、でウキウキ。
⑥実はマドンナには好きな人がいることが分かる。
⑦寅さん、失意の旅に出る。
⑧旅先で寅さん元気を取り戻している。

とまあ、こんなプロットになる。

①旅から帰って来た寅さんがとらやの店先に吊り下げてある「貸間有り」の札を見て「もうお前の住むところはないよ」って読めたな、と腹を立てる。これが発端となりすったもんだの大騒ぎ。で、怒ったおいちゃん「おまえが帰ってくるのは迷惑だよ!」。

②金沢。マドンナの歌子ちゃん(吉永小百合)が友だちふたり(マリ、みどり)と観光地を歩いている。兼六園の近くで啖呵売する寅さんを見かける。その夜、偶然3人と同じ旅館に泊まった寅さん。
福井。永平寺。みそ田楽の店で寅さんと歌子さん、ついにごたいめ~ん。
店の前で記念写真を撮ることに。で、寅さん「バター」。この一言で一気に打ち解けて一緒に楽しく観光。別れる時「寅さん、どうもありがとう。本当に楽しかったわ。(中略)会えてよかった」と歌子さん。

③柴又に帰って来た寅さん、マリとみどりに偶然再会。寅さんシリーズには偶然の再会が欠かせない。「歌子さんたら、あれから寅さんのことばっかり話してるのよ」とみどりから聞いて寅さんご機嫌。

④それから何日か経ち、「寅さん わたしよ、歌子です」とマドンナ再登場。 
「マリちゃんやみどりさんから寅さんに会った話聞いてね、もう矢も楯もたまらず来てしまったの。会いたかったわ~」
茶の間で歓談。やはりマドンナはとらやの茶の間で寅さんはじめおいちゃんやおばちゃん、さくら、博たちとお茶したり、食事をしないと。そういう団欒の設定がないとダメ。

⑤柴又駅のホームで「またおいでよ」と寅さん、歌子さんがうれしそうに「うん」。寅さんルンルン。その後のことは省略。寅さんが怒ってまたとらやを出て行こうとする、まさにその時に歌子さんがやって来る。で寅さん何事もなかったかのように振る舞い、茶の間でまた団欒。

⑥歌子さんの少し寂し気な表情をさくらは見逃さない。さくらはいつもマドンナの心模様を察する。とらやに泊まることになった歌子さんがさくらに父親ともめていることを話す。「なにか、あったの?」と問うさくらに「父と、ちょっとね」と泣きそうになりながら。さくらのアパートで歌子さんはさくらと博に「結婚相談」をする。

アパートに歌子さんを迎えに行った寅さん、帰り道で結婚相談をしていたことを歌子さんから明かされる。「(前略)私決心がついたの。彼と結婚することを」自分のことかと思っていた寅さんのおめでたいこと。

⑦江戸川の土手。旅立つ寅さんのかばんには旅先の福井で歌子さんからもらった鈴が付いている。
「幸せになれそうでよかったね、歌子さん」
「うん」
「やっぱり寂しいの?」
「なんで?どうしておれが寂しいのよ」
「じゃあ、どうして旅に出てっちゃうの?」
ほら、見な。あんな雲になりてえんだよ」こんなセリフ、言ってみたいなぁ。

⑧再び旅に出た寅さん。舎弟の登と再会、これもすごい偶然。川で手を洗っている登に向かって「おい、兄さんケツちゃんと拭いたか?」。

これで第24作「寅次郎春の夢」1作品のみ。


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