透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

富士見町富士見の火の見櫓

2022-10-11 | A 火の見櫓っておもしろい


(再)諏訪郡富士見町富士見 4柱44型トラス脚 撮影日2022.10.10


屋根の形が整っていて実に美しい。


上の写真では分かりにくいが、床の開口上部に手すりを設置して落下防止策を講じている。


櫓の中間にある踊り場にも半鐘を設置してある。水平構面の4隅に火打ちを設置して構面内変形を防いでいる。


トラス脚 これが本来のトラス構造。

昭和29年4月1日竣工(設置されている銘板による)


 


富士見町落合の火の見櫓

2022-10-11 | A 火の見櫓っておもしろい


(再) 諏訪郡富士見町落合 3柱〇3型ブレース囲い(BC)脚 撮影日2022.10.10

 国道20号添いに立っているからここを通る度に目にする。既に観察しているが昨日再び観察した。


隅切りをした3角形の見張り台。梯子の開口部のところだけ半円状に広げている。すのこ状の床の構成の仕方に注目。陣笠のような小さい屋根がちょこんと載っている。


脚部 櫓の一般部分と同じ構成で脚無し。ブレース囲いと名付けている。


 


富士見町境の火の見梯子

2022-10-11 | A 火の見櫓っておもしろい


(再)諏訪郡富士見町境 火の見梯子控え柱付き 撮影日2022.10.10


 こうような火の見櫓のタイプをどのように捉えれば良いのか・・・、ずっと考えている。柱が3本で横架材とブレースが設置されていて櫓を構成しているから火の見櫓、という捉え方もあると思う。柱3本で構成される櫓の構面の1面が梯子になっている、という捉え方。一方、後ろの柱は梯子が倒れないように支える控え柱として捉えれば、柱3本の働きは同じではなく、控え柱付きの火の見梯子と捉えることもできると思う。未だ結論出ず・・・。



てっぺんに避雷針らしき設えがしてある。半鐘を吊り下げる腕木と柱の接合部をガセットプレートで補強している。好ましい。