透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

松本市梓川の火の見櫓

2022-11-13 | A 火の見櫓っておもしろい


1402 松本市梓川梓 4柱無4型 正面梯子背面・側面ブレース囲い 撮影日2022.11.12

 このところやぐら友だちがSNSに載せている火の見櫓の追っかけをしている。この火の見櫓も、それから火の見梯子Aもそうだし、里山辺の木製の火の見柱もそう。

この火の見櫓の前を通過してしまった。どうもセンサーの調子がよくなかったようだ。場所が違うようだと、引き返してきて気が付いた。「あった、これだ!」。火の見櫓が電柱や住宅の外壁の色と同じような色なので分かりにくかったのだと思う(などと言い訳をする)。




火の見櫓に使われる鋼材は等辺山形鋼が多い。この火の見櫓も等辺山形鋼で組んであり、高さはおよそ4m。平面は1辺がおよそ60cmの正方形で正面を梯子にして残りの3面は斜材で構成している。


正面から見ると、思いのほか端正だ。柱に取っ手を取り付けて昇り降りに配慮している。半鐘の小屋根と木槌、それから消防信号も無いのはちょっと寂しい。


見張り台の床の様子。山形鋼が使われている。厚めの平鋼でも問題ないと思うけれど。


 


漢数字と洋数字

2022-11-13 | D 新聞を読んで

       

 大相撲九州場所は今日、13日が初日。関脇に転落した御嶽海が10勝以上を挙げて大関復帰成るか、長野県民として気になる。昨日(12日)の信濃毎日新聞のスポーツ欄に上掲した見出しの記事が掲載されていた。「一日1勝、それだけ」という漢数字と洋数字の見出しにあれ? 御嶽海の勝敗に一喜一憂とか、一期一会というような熟語と同じ扱いで「一日一勝」とはしないのだろうか・・・。同じ記事の別の見出しは「1場所で復帰7例」となっている。

手元にある『記者ハンドブック 用字用語の正しい知識』共同通信社(1956年初版第1刷、1994年第7版第1刷)で調べた。なぜ一日一勝ではなく一日1勝なのか。

目次に「数字の書き方」とある。**記事には数字が非常に多く出る。数字の間違いは言い訳のきかないものである。** はじめの一文にこのように書かれている。**記事中の数字には漢数字を使う。必要に応じて、洋数字を使う。**とある。必要に応じてって、具体的にどんなときなんだろう。

洋数字を使う場合がいくつか示されているが、その中に「運動記事の中のスコア、記録」がある。そうか、これだ。他には「震度、マグニチュード」「日程表の中の日時など」「台風の号数」「横書きのとき」などが示されている。一日1勝という表記の理由は分かった。でも、見た目は一日一勝のほうがいいんだけどなぁ・・・。


と、ここまで書いてきて・・・、火の見ヤグラーな私のことを紹介した記事ではこの資格の表記がどうなっていたのか気になって確認してみた。
市民タイムス、MGプレス、日本経済新聞は「1級建築士」、中日新聞は「一級建築士」となっていた。ぼくは資格名も固有名詞に準ずると思うので新聞記事でも「一級建築士」ではないかと思うけれど、判断は新聞社によって違うのだろう・・・。

漢数字と洋数字、注意して新聞記事を読もう。