■ この急な坂道の先に本当に火の見櫓が立っているのだろうか・・・。
眼下に奈川度ダムの梓湖を望む。ダム堤頂を通る国道158号からこの高さまで登ってきた。
「あった、あれだ!」
● 1484 松本市奈川入山 3柱66型ショートトラス脚 2023.07.25
山の中腹にこんな本格的な火の見櫓が立っているなんて、驚き。見張り台の床面の高さはおよそ9m(梯子桟のピッチと数で求めた)、屋根のてっぺんまでは12mくらいありそうだ。柱脚間の長さ2m(1辺の長さが2mの正三角形)。
屋根下に半鐘を吊り下げていたフックがある。今は半鐘の代わりにサイレンが設置されている。
脚の上部に床をつくり半鐘を吊り下げている。交叉ブレースの下側の片方を撤去して、櫓内に出入りできるようにしている。
トラスが脚元まで達していないショートトラス。このタイプはそれ程多くない。オイルタンクの設置スペースとしてちょうどよいのだろう。