透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

松本市奈川(旧奈川村)の火の見櫓

2023-07-25 | A 火の見櫓っておもしろい


 この急な坂道の先に本当に火の見櫓が立っているのだろうか・・・。


眼下に奈川度ダムの梓湖を望む。ダム堤頂を通る国道158号からこの高さまで登ってきた。


「あった、あれだ!」


 1484 松本市奈川入山 3柱66型ショートトラス脚 2023.07.25

山の中腹にこんな本格的な火の見櫓が立っているなんて、驚き。見張り台の床面の高さはおよそ9m(梯子桟のピッチと数で求めた)、屋根のてっぺんまでは12mくらいありそうだ。柱脚間の長さ2m(1辺の長さが2mの正三角形)。




屋根下に半鐘を吊り下げていたフックがある。今は半鐘の代わりにサイレンが設置されている。




脚の上部に床をつくり半鐘を吊り下げている。交叉ブレースの下側の片方を撤去して、櫓内に出入りできるようにしている。


トラスが脚元まで達していないショートトラス。このタイプはそれ程多くない。オイルタンクの設置スペースとしてちょうどよいのだろう。


 


松本市新村の火の見櫓

2023-07-25 | A 火の見櫓っておもしろい


 1483 松本市新村 3柱無無ロング3角脚 2023.07.25




■ これだけ細身でリング付き交叉ブレースを設置した櫓は珍しいのではないか。そして脚もちゃんとつくられている。半鐘が取り外され、切妻屋根だけが残されている。半鐘があれば良かったのに・・・、残念。




半鐘が吊り下げてあった櫓中間まで外付け梯子が設置されている。消防信号板が残っている。