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『槍・穂高・上高地 地学ノート』竹下光士・原山 智(山と渓谷社2023年)
■ 大学の同じ研究室で同時期に研究に励んだ仲間3人(夏合宿で伊豆七島に出かけたり、冬合宿でスキーにでかけたりもして楽しい思い出もいっぱいある。合宿には女子大の学生も参加して、
なんてこともあったらしい。らしい、などと当事者でないような書き方をする)と一緒に上高地に出かけたのは今月(7月)の20日,21日のことだった(過去ログ)。
泊まった宿・明神館であれこれ話したけれど、上高地がカルデラ地形であることや、太古、梓川は今のように松本に流れ下ってはおらず、岐阜方面に流れていたことなども話題になった。ぼくは梓川の流路のことは知っていたが、上高地が陥没地形だということは知らなかった。このような地形に関することはKRさんが詳しく、地学の本を読みたいと言っていた。
翌22日の信濃毎日新聞朝刊の読書面に『槍・穂高・上高地 地学ノート』が載っていた。
**普段の山登りではあまり気に留めない「地学的な山の眺め方」を手にすれば、山の見え方は大きく変わる、と本書は言う。**
**槍ヶ岳の穂先がわずかに東側に傾いてるのはなぜか。(中略)さまざまな疑問も、地学的な知見によって次々と解明されていく。**
本書がこのように紹介されている。
これはおもしろそう。KRさんに伝えようと思って、グループラインした。すると・・・。
3人からこのようなコメントがあった。 衰えぬ知識欲、知的好奇心。3人ともすばらしい!
ぼくも、読み始めていた小説を中断して、読み始めた。
豊富なカラー写真、分かりやすい説明図。01から22までの項目立てで、いろんなテーマについて書かれている。03「穂高を作る岩石 溶結凝灰岩を知る」07「なぜ常念岳は三角形に尖っているのか」、これはおもしろい。とぼくが書くと
とKBさん。
健康で8キロ、10キロ歩ける体を維持しなければ・・・。