辰野町小野 2023.07.05
■ この風景を描くのは7回目。内1回はもっと火の見櫓に近いところから描いたが、火の見櫓の柱など探るように線を数本引いていて、ぼくの描法とは違うので、このブログにも載せていない。やはり描き方、表現にはこだわりたい。
対象物の形を決定的な1本の線で描きたい。そう、的確な線描、それも一気に。色もそれぞれの対象物(それが建物でも木でも山でも)を代表する1色で塗りたい。上掲のスケッチはこのような私の願いというか、思いからまだ遠い。
マティスの絵は形も色も次第に単純化されていった。晩年の切り紙絵のような風景スケッチが描けないだろうか・・・。長野県立美術館で開催されている葛飾北斎の作品展に出かけるか、表現のヒントが見つかると思うから。