松田哲夫著「縁もたけなわ」(小学館)は
副題が「ぼくが編集者人生で出会った愉快な人たち」。
この本に登場する人は、総勢56名ほど。
その一人一人に南伸坊さんの似顔絵・イラスト。
はい。この単行本をバラして、似顔絵イラストごとにとじて
ベニヤ板サイズのスペースに、トランプみたいにひろげます。
うん。一堂にならぶ似顔絵を見ると豊かな気持ちになります。
一番最初は、小学校の時に図画の先生だった安野光雅さんからです。
そうして、山口昌男・長井勝一(ガロの)・水木しげる・つげ義春
佐々木マキ・呉智英・赤瀬川原平・嵐山光三郎・吉岡実・鶴見俊輔
東海林さだお・柴田翔・種村季弘・野坂昭如・井上ひさし・松下竜一
小沢信男・天野祐吉・杉浦日向子・森毅・藤森照信・秋野不矩・和田誠
小林信彦・吉村昭・津村節子・津野海太郎・大田垣晴子・南伸坊・・・・・
うん。書ききれないので何人か端折りました。
はい。南伸坊の似顔絵イラストだけで、何だか豊かな気持ちになります。
小沢信男著「ぼくの東京全集1951‐2016」ちくま文庫の
小沢信男氏のあとがきには、こうありました。
「・・数枚書けば終わってしまった若者が、70歳をまたいで
3年間ほどの仕事で、じつに700枚。筑摩書房の松田哲夫氏の
示唆とはげましのおかげで、2000年2月に刊行、達成感がありました。
おもえば筑摩書房の方角が私の恵方なのか。
足をむけて寝られません。・・・ 」(p538)
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