映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

映画「フレンチアルプスで起きたこと」

2015-07-19 18:58:36 | 映画(欧州映画含むアフリカ除くフランス )
映画「フレンチアルプスで起きたこと」を映画館で見てきました。


雪山のアルプスを映しだす構図が気になって見に行ったけど、気がつくと退屈で寝てしまった。人工雪崩で雪がくつろいでいたテラスにいる家族を襲う。ドキッとするが、特に何も起きない。ところが、その時に家族をかばうのでなく一目散に逃げた夫を責め立てるというだけの話である。何でこんなことくらいで妻もおこるのかなあ?しかも、せっかくのバカンスなのに。よくわからない。しかも、それだけの題材で2時間もの映画を構成するわけだからつまらない。寝てしまった。

アメリカ映画は基本的にこういう男いじめの映画は少ない。むしろ女性のイヤな部分に焦点を当てる映画が多い。欧州はちょっと感覚が違うのであろうか?寝てしまう理由は「男いじめ」気にいらないだけだったのかもしれない。   

フランスの高級リゾートにスキー・バカンスにやってきたスウェーデン人一家。
スマートなビジネスマンのトマス、美しい妻エバ、愛らしい娘のヴェラと息子のハリー。普段仕事に忙しいトマスは、たまに取った休暇で高級リゾートを奮発し、ここぞとばかり家族サービスに精を出す。


バカンス2日目。たっぷりとスキーを楽しみ、陽が輝く絶景のテラスレストランで昼食をとっている最中、いきなり爆発音が鳴り響き、彼らの目の前の斜面で雪崩が発生する。それはスキー場の安全確保のため、人工的に起こした雪崩であった。トマスや他のスキー客たちは、ダイナミックな光景に面白がってカメラを向けるが、エバは何かがおかしいことに気づく。果たして、雪崩は予想外に勢いを増し、テラスめがけて向かってきた。

真っ白な雪の煙がだんだんと晴れていく。幸い大事には至らず、人々は再び笑いと活気を取り戻すが、雪崩の瞬間、トマスが見せた“期待はずれの行動”は、エバと子供たちを大いにガッカリさせ、家族の間の空気がぎくしゃくし始める。エバは雪崩が起きた時のトマスの行動を問いただすが、トマスはエバと異なる主張を繰り広げ、次第に夫婦仲にも暗雲が立ちこめてくる。今までの結婚生活に疑問を抱きはじめるエバ、反抗的な態度をみせる子供たち。そして「理想のパパ」の座を取り戻そうと必死にあがくトマス。

バカンスは5日間。残された時間の中で、バラバラになった家族の心は、再びひとつに戻る事ができるのか─?(作品情報より)


ネタばれ気味にいうけど、最終場面に向かって、強い雪が降る雪山の中で家族が一緒にスキーをするシーンや最後にバスが立ち往生するシーンなど若干見どころはある。でもこの映画の良さは分からない。ただ、ずっと固定したカメラ位置とそれに長回しに映し出される映像がちょっと一味違うのは確かだ。最初雪崩がテラスにかぶさった後、しばらく雲の中に入り込んだように真っ白になる。どうなるんだろう??と思っているとしばらくして少しづつテラスの風景が見えてくる。長まわしで続いていくその映像は印象には残った。




映画の最初から最後までヴィヴァルディ「四季」の夏のテーマが高らかに流れる。不安なそれぞれの感情を強調するかのようだ。なるほど、この曲ってそういう使い方もできるのね。何度も聞いたこの曲の奥の深さを改めて感じる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする