映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

映画「ANTIPORNO」 園子温&冨手 麻妙

2017-09-27 18:46:21 | 映画(日本 2013年以降主演女性)
映画「ANTIPORNO」は2017年公開の日活ポルノ映画だ。


現代日本映画の鬼才たちによる新生日活ポルノ映画作品に園子温監督も作品を提供している。これは割によかった。そもそも日活ポルノ映画は単にやるだけでなく、ストーリー性があるのが特徴。ここでは園子温監督独特の映像美が繰り広げられ、「映画の中の映画」の手法をとるが、ストーリー性は強くない。他の作品とは違う個性を持つ。


園子温監督らしくかなり本気の演技だ。黄、赤の原色の壁面の部屋で、元AKB48研究生冨手 麻妙演じる人気作家とその秘書や取り巻きを中心とした話である。豊田議員ばりの激しさで、女流人気作家が秘書をこけおろす。映画「淵に立つ」浅野忠信の相手役になった筒井真理子をたじたじにする。50歳代なかばにして筒井真理子は全裸になる。昔の日活ポルノはまだヘア時代に入っていないけれど、ここではバシッと見せる。

1.エロイ女
同じく日活ポルノ映画「牝猫たち」の感想をアップした。「凶悪」の白石和彌監督がメガホンをとる。現代を象徴するデリバリー風俗嬢を描いた映画であるが、現代のひずみを取り上げようとしてストーリーは中途半端であった。しかも、女性があまり肉感的でなく物足りなかった。


ここではいかにも園子温監督らしくエロイ女をピックアップする。映画「冷たい熱帯魚」では愛妻神楽坂恵の肉感的なボディを前面に出し、男性の股間を刺激し、黒沢あすかに熟女AVばりのなまめかさを押し出す。映画「恋の罪」では人気女優水野美紀を脱がせ、冨樫真にエロイ娼婦を演じさせる。ひと時代前の日活ポルノをスケールアップさせた凄みを持つ。

そんな園子温監督が起用したのが元AKB48研究生冨手 麻妙だ。これがいい。映画「牝猫たち」と違いかなり肉感的なボディが楽しめる。23歳と若いのでピチピチだ。いきなり、黄色や赤色の色がきつい部屋で裸で目覚めるシーンに目を奪われる。健康な男性であれば股間を刺激されるのは間違いない。身体中色鮮やかなペンキ?を裸にぶっかけるシーンはいかにも園子温らしい。

2.筒井真理子
映画「淵に立つ」では浅野忠信演じる男が刑務所帰りに、一緒に犯罪を犯した男が経営する工場に突如現れ住みつく。工場を預かる男の妻が筒井真理子だ。そして浅野が筒井を誘惑する。これはこれでよかったが、今度ははるかに大胆だ。このあいだも映画「ELLE」イザベルユベールが60過ぎにもかかわらず、ボディを披露したが、いい勝負だ。スタイルはいいので、まだまだいけるという感じだ。


ここでは冨手 麻妙演じる作家の秘書役で、とことんいじめられる。これは映画の中の映画の世界で、実際には立場が違い、逆に筒井真理子が徹底的に冨手 麻妙をいじめるシーンがある。これがまた面白い。





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« フランス映画「あさがくるま... | トップ | 韓国映画「わたしたち」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

映画(日本 2013年以降主演女性)」カテゴリの最新記事