映画「フェリスはある朝突然に」は1987年のアメリカのコメディ映画だ。
80年代のムードが映画全体に漂うジョン・ヒューズ監督による青春コメディ映画だ。いたずら好きの少年が親と学校をだまして遊びまわる一日を描いた作品で、インターネットも携帯電話もない時代になりすまし電話や音響機器を駆使して学校や親を騙す姿を面白おかしく映し出す。ある意味シカゴ観光案内的な要素もあり、むちゃくちゃ面白い映画である。
シカゴに住むフェリス(マシュー・ブロデリック)は今日も仮病をつかって両親をだましてズル休み。これで合計9回目のズル休みだ。両親と妹ジニー(ジェニファー・グレイ)も外出したあと、フェリスは本当に病気で休んでいる金持ちの息子キャメロン(アラン・ラック)の家からフェラーリを引っ張り出させる。ルーニー校長(ジェフリー・ジョーンズ)はフェリスはズル休みに違いないと感づき、フェリスのズルの証拠を何とか入手しようとイライラし出した。一方でフェリスは学校のデータにある累積欠席日数を、パソコンを使って減らす。それなのに校長はフェリスの偽電話にだまされて、フェリスのガールフレンドのスローアン(ミア・サーラ)をフェラーリで乗り付けたフェリスが変装した偽の父親に引き渡してしまう。3人はシカゴ市内をフェラーリで遊びまわる一方で、校長はフェリスの仮病を見破ろうとフェリスの自宅まで押しかけるのであるが。。。。
1.マシュー・ブロデリック
映画の観客に向かって話しかける手法を使う。「こんないい日に誰が学校へなど」自分のずるを次々解説しながら映画が進む。フェリスは東宝全盛時代の植木等を彷彿させる要領のいい男である。マシュー・ブロデリックはその後30代、40代と名脇役として活躍する。アレクサンダーペイン監督の「ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!」で、ここでのフェリスと似たような役柄のリース・ウィザースプーンが演じる女子高校生と全面対決する高校教師を演じたのが皮肉のようだ。今の奥さんは「セックス アンド シティ」のサラ・ジェシカ・パーカーである。ずいぶんと稼ぎのいい嫁さん見つけたものだ。
2.シカゴロケで回遊する3人
シカゴは大都市であるが、日本人にはなじみは薄いのではないか?以前シカゴのオへア空港に到着したとき、全米を代表する広い大空港を出るまで一人の日本人にも会わなかった。これはニューヨークなどでは考えられないことである。いわゆる昔ながらに白人と黒人がいてという構成で、東洋系やイスパニック系は少ない。
海にしか見えない五大湖の一つミシガン湖を背にして、個性のある外観の高層ビル群が立ち並ぶ。夜はブルースの町である。そんな街を観光するかの如く、フェリスをはじめとした3人がシアーズタワーや商品取引の殿堂シカゴマーカンタイル取引所、シカゴ美術館をまわる。
自分も行ったがシカゴ美術館で展示されている作品はレベルが高い。ゴッホ、モネの印象派の代表作をはじめとしてエドワード・ホッパー「ナイトホークス」、カイユボット「パリ通り、雨」、スーラの「グランドジャット島」とかメトロポリタン美術館に匹敵する素晴らしい作品がそろう美術館である。本当に感動した。そんな美術館で映画撮影できてしまうこと自体がありえない感じがする。アメリカ人は実に懐が深い。この映像は貴重である。
3.シカゴを舞台にした映画
これが粒ぞろいの映画ばかりだ。何といってもコメデイ映画の最高峰「ブルース・ブラザーズ」、架空の設定だが実はシカゴとわかる青春映画の最高峰「ストリート・オブ・ザ・ファイア」、暗黒街の帝王アル・カポネを主人公とするマフィア映画「アンタッチャブル」など名作ぞろいだ。ループ鉄道を走る列車や高架の下のを走る車が絵になりやすく、高層ビルが立ち並ぶ一方で黒人労働者たちがたむろうダウンタウンも絵になる。
それにしてもフェリスのいい加減な高校生ぶりが笑える。シカゴで有名なパレードの台車に乗り、ズル休みにもかかわらずビートルズの「ツイストアンドシャウト」を歌う場面は実に痛快だし、いかにも80年代という眉毛メイクで登場するフェリスの恋人役のミア・サーラがかわいい。
80年代のムードが映画全体に漂うジョン・ヒューズ監督による青春コメディ映画だ。いたずら好きの少年が親と学校をだまして遊びまわる一日を描いた作品で、インターネットも携帯電話もない時代になりすまし電話や音響機器を駆使して学校や親を騙す姿を面白おかしく映し出す。ある意味シカゴ観光案内的な要素もあり、むちゃくちゃ面白い映画である。
シカゴに住むフェリス(マシュー・ブロデリック)は今日も仮病をつかって両親をだましてズル休み。これで合計9回目のズル休みだ。両親と妹ジニー(ジェニファー・グレイ)も外出したあと、フェリスは本当に病気で休んでいる金持ちの息子キャメロン(アラン・ラック)の家からフェラーリを引っ張り出させる。ルーニー校長(ジェフリー・ジョーンズ)はフェリスはズル休みに違いないと感づき、フェリスのズルの証拠を何とか入手しようとイライラし出した。一方でフェリスは学校のデータにある累積欠席日数を、パソコンを使って減らす。それなのに校長はフェリスの偽電話にだまされて、フェリスのガールフレンドのスローアン(ミア・サーラ)をフェラーリで乗り付けたフェリスが変装した偽の父親に引き渡してしまう。3人はシカゴ市内をフェラーリで遊びまわる一方で、校長はフェリスの仮病を見破ろうとフェリスの自宅まで押しかけるのであるが。。。。
1.マシュー・ブロデリック
映画の観客に向かって話しかける手法を使う。「こんないい日に誰が学校へなど」自分のずるを次々解説しながら映画が進む。フェリスは東宝全盛時代の植木等を彷彿させる要領のいい男である。マシュー・ブロデリックはその後30代、40代と名脇役として活躍する。アレクサンダーペイン監督の「ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!」で、ここでのフェリスと似たような役柄のリース・ウィザースプーンが演じる女子高校生と全面対決する高校教師を演じたのが皮肉のようだ。今の奥さんは「セックス アンド シティ」のサラ・ジェシカ・パーカーである。ずいぶんと稼ぎのいい嫁さん見つけたものだ。
2.シカゴロケで回遊する3人
シカゴは大都市であるが、日本人にはなじみは薄いのではないか?以前シカゴのオへア空港に到着したとき、全米を代表する広い大空港を出るまで一人の日本人にも会わなかった。これはニューヨークなどでは考えられないことである。いわゆる昔ながらに白人と黒人がいてという構成で、東洋系やイスパニック系は少ない。
海にしか見えない五大湖の一つミシガン湖を背にして、個性のある外観の高層ビル群が立ち並ぶ。夜はブルースの町である。そんな街を観光するかの如く、フェリスをはじめとした3人がシアーズタワーや商品取引の殿堂シカゴマーカンタイル取引所、シカゴ美術館をまわる。
自分も行ったがシカゴ美術館で展示されている作品はレベルが高い。ゴッホ、モネの印象派の代表作をはじめとしてエドワード・ホッパー「ナイトホークス」、カイユボット「パリ通り、雨」、スーラの「グランドジャット島」とかメトロポリタン美術館に匹敵する素晴らしい作品がそろう美術館である。本当に感動した。そんな美術館で映画撮影できてしまうこと自体がありえない感じがする。アメリカ人は実に懐が深い。この映像は貴重である。
3.シカゴを舞台にした映画
これが粒ぞろいの映画ばかりだ。何といってもコメデイ映画の最高峰「ブルース・ブラザーズ」、架空の設定だが実はシカゴとわかる青春映画の最高峰「ストリート・オブ・ザ・ファイア」、暗黒街の帝王アル・カポネを主人公とするマフィア映画「アンタッチャブル」など名作ぞろいだ。ループ鉄道を走る列車や高架の下のを走る車が絵になりやすく、高層ビルが立ち並ぶ一方で黒人労働者たちがたむろうダウンタウンも絵になる。
それにしてもフェリスのいい加減な高校生ぶりが笑える。シカゴで有名なパレードの台車に乗り、ズル休みにもかかわらずビートルズの「ツイストアンドシャウト」を歌う場面は実に痛快だし、いかにも80年代という眉毛メイクで登場するフェリスの恋人役のミア・サーラがかわいい。
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シカゴの高校生のズル休みの一日 | |