映画とライフデザイン

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映画「ドライブアウェイドールズ」 イーサン・コーエン

2024-06-11 05:36:19 | 映画(洋画 2022年以降主演女性)
映画「ドライブアウェイドールズ」を映画館で観てきました。


映画「ドライブアウェイドールズ」コーエン兄弟の弟イーサン・コーエン監督脚本の新作である。コーエン兄弟の新作なら内容は確認せずに観に行くはずだった。どうやら女性2人のロードムービーだというのはわかる。コロナ禍もあったけど、コーエン兄弟はずいぶんと久しぶりである。この沈黙は何だったのだろう。それにしても、世間の評判はあまり良くはない。eiga comは3点未満だし、日経映画評も2点と最悪だ。逆に女性でもいい評価をする人もいて、評価が割れた時は観ろという個人的な直感で映画館に向かう。


1999年のフィラデルフィアが舞台だ。いきなり殺しの場面が登場して何だと思う。いつも通りのブラックコメディかと思った瞬間にレズビアンっぽい女性の戯れが映る。じっと観ていてもよくわからない。ただ、結局2人の女性ジェイミー(マーガレット・クアリー)とマリアン(ジェラルディン・ヴィスワナサン)がクルマの配送(ドライブアウェイ)でフロリダ州タラハシまでドライブに出発する。ところが、2人が出発した後で、最初の殺人に絡んだギャングが配車所に現れる。荷物が入っているクルマに女性2人が乗ったのがわかり大慌てで追いかける。

ドライブを始めた2人は行き先をかえながら進む。その途中でクルマがパンク。タイヤを交換しようとした時にトランク内の荷物を見つける。スーツケースの中には人間の生首が入っていて2人は驚く。追うギャングたちは2人の行方を探りながら徐々に近づいていく。


観る人を選ぶ映画だ。
ここでは題材がレズビアンで、大人のおもちゃの男根が頻繁にでてくる。女性どうしの会話でも卑猥な言葉が次々とでてくる。女性どうしが愛し合ったり、オナニーシーンも多い。巨根の大人のおもちゃも出ずっぱりだ。アメリカでどう受けるのか知りたいが、一部を除いて日本女性には受けないだろう。長年にわたって、ブラックコメディの作品をつくってきたのがコーエン兄弟だ。ハラを抱えて笑える作品も多い。過去の暗めのレズビアン映画と違うスタイルでつくったそうだ。

ドライブする2人の1人は性的におおらかで、もう1人のインド系美形は関係を嫌がる。でも、徐々に接近していく。ドライブしていく行き先ごとにレズビアンが集まるバーなどの場所に行く。レズビアンのサッカーチームなんて集団まで出会う。ジェイミーの同性愛の元恋人に1人太めの女性がいて、何と警官だ。演じるビーニー・フェルドスタインは大きな男根に執着してとても警官とは思えない。でもいい味を出しているコメディアンっぽさがある。


コーエン兄弟の新作というだけで観ようとしても、消化不良気味だ。それにしても、ラストに向けては超大物マット・デイモンの登場とはね。ここにも男根がからむ。こういう系のコメディはむずかしいなあ。アメリカ独特の仕組みもあって解説を読まないとあらすじもよくわからない。良かったのはハイセンスなポップスの組み合わせの音楽だ。

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