@山林の値段と買う時の注意事項
前回の(1)では山梨の相川さんに案内して貰い、山林や別荘の大凡のご報告をしました。
坪1万円くらいならいくらでも有ります。また、未整地の雑木林なら坪4000円から5000円が相場のようです。従って100万円の予算があれば100坪くらいは買えるわけです。ただ注意すべきことは、坪1万円で100坪といっても半分は大きい石がゴロゴロしていて宅地にはならないとか、半分が急傾斜で平地は半分ということが多いのです。しかし宅地に使えない部分は自分好みの庭に出来ます。これが小屋作りの半分の楽しみになる場合が多いのです。
未整地の雑木林が坪4000円という場合は1000坪、2000坪とまとめて売っています。交渉で200坪でも売ってくれるようにしなければ総額100万円をこします。
都会地で宅地を売り出すときは、土地は区画され4隅には境界石が入れてあります。しかし山林ではそんなものは有りません。都会の宅地とは異なる独特の問題が山積しています。今回は以下に問題になる項目のみを列挙します。各項目の詳しい説明は次回とします。
@山林購入時の注意事項
(1)山林、雑木林の真の所有者を探すこと、(これが分からないことが少なくありません)
(2)市役所や村役場へ行き購入後、山小屋を建てて良いか否か相談する、
(法務局出張所へ所有者変更の登記をして地目を山林から宅地へ変更して良いか?)
(3)建てた後、不動産税は幾らになるか関係役所で調べておく、
(4)購入予定地まで車が入れる公道が有るか否か?
(一年の半分は車通行不可能でも公道である必要がある)
(5)周りの山林の持ち主から人間だけ通うれる道を作る許可をとっておく、
(車の入れない季節は徒歩で小屋まで行くので)
(6)山林の下の里の人々へ色々聞いてみる、
(従来、村人はその山林をどのように使ってきたか?山崩れや鉄砲水が有ったか否か?)
(7)購入する山林の4隅へ売主合意の上で境界石を入れる。
(境界が分からず小屋を建てあとで自分の土地でないことに気がつく)
兎にも角にも山林を買うことは大いなるアドベンチャーです。運不運も関係します。少なくとも下記の写真のような荒々しい雑木林が好きでなければ止めた方が良いです。(続く)
小金井公園の東京たてもの館の様子、興味深く拝見しました。近くに未だ行ったことのない良い所があるものですね。一度訪ねてみようと思いました。未だにゴルフなぞ続けている故、近くまでは行くのですが、そちらまでは足が向いていません。
山荘の話し、確かに都会で忙しく働く人間にとっての息抜きの場としてとの見方、全く同感ですが、果たしてそうした望みが、現役世代に実現できるだけのゆとりのある人が、どれだけいるのだろうかと思わざるをえません。かといってリタイアしてからでは、維持・管理を含めかなりシンドイかなと思ったりして、機会を失しているのだと思いますが。それにしても貴殿の山荘、写真で見る限り、随分立派に見えますが。
投稿 zebra1192 | 2007/12/19 10:06