後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

山林の中に小屋を作る方法(3)

2007年12月28日 | うんちく・小ネタ

Photo_4 前回は山林を購入する場合の注意事項をいくつも挙げました。しかし特に重要な項目は3個です。(1)山林、雑木林の真の所有者を探す。(2)法務局出張所へ所有者変更の登記をして地目を山林から宅地へ変更する。(3)購入予定地まで車が入れる公道が有るか否か確認する。

現役の若い方々は仕事が忙しく、自分でこれら3項目を実行するのは至難の業でしょう。そこでお薦めする一番良い方法は信用出来る現地の不動産業者を探してそこから山林を購入する方法です。どうしても2、3度は現地へ行き数軒の不動産業の社長と直接話合う必要があります。

こちらの家族構成や購入する目的や予算の範囲などを礼儀正しく聞いて、すぐに適切な物件を案内してくれる社長ならかなり信用して良いです。こちらの話もろくに聞かず自分の売りたい物件を無理に勧めるような社長とは止めましょう。

山林は所有権者とは別に村人が薪を取ったり茸を取ったりして来ました。そこには公道として馬車道があったのです。現在は消えて分からなくなっていても公道はいつでも誰でも通行して良い道です。車の上がれる幅は十分あるものです。こんな歴史的な諸々の山林事情は東京や横浜の不動産業者には分かりません。

(有)大蔵建設と(株)里山ライフの社長の相川光雄さんは現地出身で八ヶ岳や甲斐駒の山麓の土地の歴史的な諸々の事情に精通しているようです。説明が明快で、土地物件の長所と問題点を素人にも分かりやすく話してくれる人です。

ここにしました写真は彼の会社の旧白州町にある支社です。ここに数回寄りました。社長が不在の時、社員と話し込んでみると皆が社長を信頼しています。社員が信用していない社長からは山林という複雑な事情を持った物件は買わないのが良いとお思います。(続く)

   


フォトアルバム「冬の陽に輝く甲斐駒、八ヶ岳」について

2007年12月28日 | 写真

Dscn0661_2 厳寒の山林の小屋に一泊。翌日は宇宙まで透き通るような晴天。車をゆっくりと走らせ、甲斐駒、八ヶ岳連峰の麓をめぐりました。清春美術館、蕎麦の翁、小淵沢の乗馬クラブ、八ヶ岳リゾートアウトレット、八ヶ岳牧場、八ヶ岳スキー場、清里の街など。夏にはあれほど賑わっていたのに、人影一つ無く深閑としていました。人声が聞こえないので、青く輝く峰峰が一層強く心へ飛び込んできます。冬の陽はあくまでも明るく輝いていますが、何か粛然とする独り旅でした。