後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

ちょっと良い話を二つお贈りします

2008年12月14日 | 日記・エッセイ・コラム

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昨日、ブログで知り合ったオカブさんという方にお会いしました。プロテスタントの 「Church Of Christ」という宗派のキリスト教徒です。忘れられない二つのお話を聞きました。

何故クリスチャンになられたのですか?と聞きました。すこし間をおいて、「自分に奇蹟が起きたからです」と答えます。どんな奇蹟ですか?顔を赤らめて、「自分の奥さんに巡り合い、結婚出来た瞬間、それを奇跡と強く感じ、今でも奇蹟と信じています」。なんと幸せな結婚ではないでしょうか?私も自分の結婚は奇蹟のように感ずることも有りますがいつも確信している訳ではありません。世の中の夫が皆、奥さんと結婚出来たのが奇蹟と信じていれば円満な夫婦関係になるのではないでしょうか?

Church Of Christ という宗派はアメリカ生まれの宗派で、その地域の信者が相談して教会を建て、牧師さんを探して、連れてきて、住んでもらい、説教を聞く。当然、牧師さんの給料も信者の間で相談し決める。給料だけでなく教会の維持管理の費用も全て信者が相談して支払う。従って、この宗派にはカトリックのような聖職者もいないしローマ法王庁のような組織も無い。

Church Of Christ の教会はどれも独立していて平等な立場にあり、教会を組織化し教団の本部などは一切作らない。同じく牧師さんも平信徒も皆平等で、直接、キリストに繋がっている。

住民の一人一人が自分の信仰を守り、皆で一緒に祈るために教会を作る。

なにか素朴で良い話のようです。

仏教徒が相談してお金を出し合ってお寺を作る。和尚さんを探して来て、住職になってもらう。檀家がお寺の管理運営を行う。こいうお寺がもっと数多くなったら仏教も楽しくなるような気がします。

私はカトリックが好きでいつまでもそこに留まっているつもりですが、他の宗派の良いところは是非学んで行きたいと、そう何時も思っています。(終わり)


楽しいクリスマスがやって来る

2008年12月14日 | 日記・エッセイ・コラム

クリスマスには家族で美味い食事をして、丸い大きなケーキを切って楽しみます。子供達はサンタクロースから贈り物を貰います。家族が仲良く楽しむ祝い日です。

家族が一層仲良くなる時期です。それだけに家族の居ない人々のことを忘れないようにしたいと思います。欧米ではクリスマスの夜は商店がみな戸を閉めて、街が暗く、淋しくなります。丁度、大晦日やお正月のようです。昔、外国で単身赴任で仕事をしていた時、クリスマスの夜に非常に淋しい思いをしたのを思い出します。

今日は教会へ行って来ました。クリスマスの5週間前から待降節になりミサが急に楽しそうな雰囲気になります。待降節第3の主日でしたが、山本量太郎神父様の説教は待降節とは関係なく、40年前の学生の頃指導してくれた浜尾神父さんの追悼ミサのことでした。

信濃町のカトリック学生センターで大学生が40人くらい集まって毎週、浜尾神父さんの司式でミサにあずかったそうです。その40人の学生が40年ぶりに学生センターに集まり昨年亡くなった浜尾神父さんの追悼ミサをしたそうです。40人ぶりに会ってみると神父になったのは山本さんだけだったので自然に司式することになり祭壇に立ったそうです。ミサが進行していくに従い、当時の浜尾神父さんが一緒に司式しているような気分になってきます。浜尾神父の後ろにはイエス様が立っています。

今日の説教はそのような内容でした。浜尾神父は後に司教、枢機卿になりローマ法王の下で働いた方です。浜尾神父さんや山本神父さんの個人情報は浜尾太郎と山本量太郎をキーワードにして検索すると公開されています。(終わり)