昨日、ブログで知り合ったオカブさんという方にお会いしました。プロテスタントの 「Church Of Christ」という宗派のキリスト教徒です。忘れられない二つのお話を聞きました。
何故クリスチャンになられたのですか?と聞きました。すこし間をおいて、「自分に奇蹟が起きたからです」と答えます。どんな奇蹟ですか?顔を赤らめて、「自分の奥さんに巡り合い、結婚出来た瞬間、それを奇跡と強く感じ、今でも奇蹟と信じています」。なんと幸せな結婚ではないでしょうか?私も自分の結婚は奇蹟のように感ずることも有りますがいつも確信している訳ではありません。世の中の夫が皆、奥さんと結婚出来たのが奇蹟と信じていれば円満な夫婦関係になるのではないでしょうか?
Church Of Christ という宗派はアメリカ生まれの宗派で、その地域の信者が相談して教会を建て、牧師さんを探して、連れてきて、住んでもらい、説教を聞く。当然、牧師さんの給料も信者の間で相談し決める。給料だけでなく教会の維持管理の費用も全て信者が相談して支払う。従って、この宗派にはカトリックのような聖職者もいないしローマ法王庁のような組織も無い。
Church Of Christ の教会はどれも独立していて平等な立場にあり、教会を組織化し教団の本部などは一切作らない。同じく牧師さんも平信徒も皆平等で、直接、キリストに繋がっている。
住民の一人一人が自分の信仰を守り、皆で一緒に祈るために教会を作る。
なにか素朴で良い話のようです。
仏教徒が相談してお金を出し合ってお寺を作る。和尚さんを探して来て、住職になってもらう。檀家がお寺の管理運営を行う。こいうお寺がもっと数多くなったら仏教も楽しくなるような気がします。
私はカトリックが好きでいつまでもそこに留まっているつもりですが、他の宗派の良いところは是非学んで行きたいと、そう何時も思っています。(終わり)