愛知県の蒲郡市は全国的に有名な観光地ではありあせん。三河湾の一番奥にある地味な町です。
近くの大都会の名古屋の人々が静かに夜を過ごす温泉がある街です。
そして名古屋近辺の人が大型ヨットを係留している立派なマリーナのある町です。
しかし昔ながらの人情のある懐かしいところです。昔の日本の町を思い出させる懐かしい町です。
乗った観光バスのガイドさんが今年の3月に女子高校を卒業したばかりでした。
そのガイドさんは素朴ですが切々とした郷土愛に溢れていたのです。そして愛知県は尾張地方と三河地方に分かれ、方言も人間の性格も違うと一生懸命説明します。歌も唄ってくれましたが、その声が子供のように初々しいのです。
嗚呼、日本にはこんなにも素晴らしい地方文化があるのかと感動した小さな旅でした。
それでは撮って来た写真で蒲郡市のことをご説明いたします。
1番目の写真は客船が蒲郡市の岸壁に着いた時の歓迎ぶりです。船長や機関長や船の幹部を市長や市役所の幹部が歓迎しているようすです。大型客船がめったに来ないようです。「ようこそ がまごうりへ」と書いた横断幕に歓迎の気持ちがこもっています。
客船であちこち訪問したことがありますがこのような歓迎式を見たことがありません。
2番目の写真は船の乗客達が上陸して乗る観光バスの列です。3つの観光コースが準備してありました。
3番目の写真は蒲郡クラシックホテルの写真です。昭和9年に開業したホテルです。昔風のダイニングで土地の魚介類や野菜を使った洋風のコース料理を食べました。
このホテルの周りには竹島や水族館や文学記念館などがあり蒲郡市の観光の中心になっています。
4番目の写真は蒲郡クラシックホテルから見下ろせる竹島へ続く海上の橋の写真です。
橋の長さは400m近くあります。竹島の頂上には古い神社があります。健脚の家人は神社まで101段の急な石段を登りましたが私は橋を渡り切ったところで勘弁して貰いました。
5番目の写真は竹島の海岸で磯遊びをしている家族の写真です。兎に角のんびりした所です。
6番目の写真は蒲郡のマリーナの風景写真です。マリーナには行きませんでしたがバスの窓から3つほどのマリーナが見えました。三河湾はヨットに向いた海域なのでしょう。
この写真と7番目の写真は蒲郡観光協会のホームページから転載させて頂きました。
7番目の写真は菊池寛などの文士がよく泊まった旅館の跡地に建てた文学記念館です。戦前風の古い建物です。
8番目の写真は今回の客船の出港イベントの為に特別準備した手筒花火の写真です。
花火は丈夫な細長い筒の中に火薬を慎重に詰める作業が重要だと師匠の説明がありました。
8人の男性が手筒を持って花火を上げる間は火の粉が全身に降りかかり熱いと言います。それを我慢するのがこの手筒花火の見せ所だと言うのです。
何度か客船の旅をしましたが、このように心の籠った出港イベントは初めてでした。
この旅が楽しかった理由は蒲郡市の人々の歓迎ぶりに心がこもっていたからで。
大型客船が一日だけ着岸しても大きな経済効果はありません。観光バスだって名古屋の大会社のものを使っていました。
しかし蒲郡市の人々は嬉しそうに歓迎します。お金が目的でないのです。遠方からお客が来てくれたのが嬉いのです。
古い日本には客人を暖かくもてなすという文化がありました。
その文化があまり有名でない蒲郡に残っていたのです。
昔風の蒲郡市の人々が豊かに発展することを祈ります。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)
====参考資料============
愛知県 蒲郡市;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%92%B2%E9%83%A1%E5%B8%82
面積;56.95km2 総人口;80,788人(2016年6月1日)
隣接自治体;岡崎市、豊川市、西尾市、額田郡幸田町
蒲郡市(がまごおりし)は、愛知県南東部、東三河地方にある市。「蒲郡競艇(BOAT RACE蒲郡)」の「ムーンライトレース」や、テーマパーク「ラグナシア」、「蒲郡温室みかん」の産地として知られる。
1954年(昭和29年)4月1日市制施行された愛知県下15番目の市である。市名は蒲形村と西之郡村(現在の市中心部)から一文字ずつ取った合成地名に由来する。本州のほぼ中心に位置し、渥美半島と知多半島に囲まれた温暖な気候の海辺の街で、沿岸一帯が三河湾国定公園に指定されている。明治期から全国的知名度を誇っている「景勝地竹島」(愛知県)と桟橋で繋がる橋の袂には、大正~昭和初期に文人達が多く利用した料理旅館「常磐館」があり、菊池寛の「火華」をはじめ多くの文学作品に登場すると共に、その他多くの作品が蒲郡市を舞台とした文芸作品群として残されている。 現在、跡地には「海辺の文学記念館」があり、その足跡を残している。 また、現在も愛知県を代表する歴史的建築物であり、現役の宿泊施設「蒲郡クラシックホテル」として営業する「旧蒲郡帝国ホテル」の建物は、城郭風の外観にアールデコ様式の内装と独特の建築であり、春にはつつじ祭りが開かれ市内には4つの温泉郷があるほか、マリンレジャーやテーマパークもあり、海と山に囲まれた景勝地であることから「愛知県の熱海」と呼ばれるなど、県内屈指の観光地でもある。
産業面では、温暖な気候を活かしたフルーツ栽培がさかんで、特に「蒲郡みかん」の生産では日本国内で有名で、温室栽培の「蒲郡温室みかん」の出荷量は全国屈指である。また、伝統の「三河織物」では織物・繊維ロープ工業が発展し、昭和40年代には市内工業製造出荷額のうち80%近くを占めていた。現在は、工業分野の多様化により繊維工業の比率は下がっているものの、繊維ロープ製造業界においては日本一の生産量を誇る。
近くの大都会の名古屋の人々が静かに夜を過ごす温泉がある街です。
そして名古屋近辺の人が大型ヨットを係留している立派なマリーナのある町です。
しかし昔ながらの人情のある懐かしいところです。昔の日本の町を思い出させる懐かしい町です。
乗った観光バスのガイドさんが今年の3月に女子高校を卒業したばかりでした。
そのガイドさんは素朴ですが切々とした郷土愛に溢れていたのです。そして愛知県は尾張地方と三河地方に分かれ、方言も人間の性格も違うと一生懸命説明します。歌も唄ってくれましたが、その声が子供のように初々しいのです。
嗚呼、日本にはこんなにも素晴らしい地方文化があるのかと感動した小さな旅でした。
それでは撮って来た写真で蒲郡市のことをご説明いたします。
1番目の写真は客船が蒲郡市の岸壁に着いた時の歓迎ぶりです。船長や機関長や船の幹部を市長や市役所の幹部が歓迎しているようすです。大型客船がめったに来ないようです。「ようこそ がまごうりへ」と書いた横断幕に歓迎の気持ちがこもっています。
客船であちこち訪問したことがありますがこのような歓迎式を見たことがありません。
2番目の写真は船の乗客達が上陸して乗る観光バスの列です。3つの観光コースが準備してありました。
3番目の写真は蒲郡クラシックホテルの写真です。昭和9年に開業したホテルです。昔風のダイニングで土地の魚介類や野菜を使った洋風のコース料理を食べました。
このホテルの周りには竹島や水族館や文学記念館などがあり蒲郡市の観光の中心になっています。
4番目の写真は蒲郡クラシックホテルから見下ろせる竹島へ続く海上の橋の写真です。
橋の長さは400m近くあります。竹島の頂上には古い神社があります。健脚の家人は神社まで101段の急な石段を登りましたが私は橋を渡り切ったところで勘弁して貰いました。
5番目の写真は竹島の海岸で磯遊びをしている家族の写真です。兎に角のんびりした所です。
6番目の写真は蒲郡のマリーナの風景写真です。マリーナには行きませんでしたがバスの窓から3つほどのマリーナが見えました。三河湾はヨットに向いた海域なのでしょう。
この写真と7番目の写真は蒲郡観光協会のホームページから転載させて頂きました。
7番目の写真は菊池寛などの文士がよく泊まった旅館の跡地に建てた文学記念館です。戦前風の古い建物です。
8番目の写真は今回の客船の出港イベントの為に特別準備した手筒花火の写真です。
花火は丈夫な細長い筒の中に火薬を慎重に詰める作業が重要だと師匠の説明がありました。
8人の男性が手筒を持って花火を上げる間は火の粉が全身に降りかかり熱いと言います。それを我慢するのがこの手筒花火の見せ所だと言うのです。
何度か客船の旅をしましたが、このように心の籠った出港イベントは初めてでした。
この旅が楽しかった理由は蒲郡市の人々の歓迎ぶりに心がこもっていたからで。
大型客船が一日だけ着岸しても大きな経済効果はありません。観光バスだって名古屋の大会社のものを使っていました。
しかし蒲郡市の人々は嬉しそうに歓迎します。お金が目的でないのです。遠方からお客が来てくれたのが嬉いのです。
古い日本には客人を暖かくもてなすという文化がありました。
その文化があまり有名でない蒲郡に残っていたのです。
昔風の蒲郡市の人々が豊かに発展することを祈ります。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)
====参考資料============
愛知県 蒲郡市;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%92%B2%E9%83%A1%E5%B8%82
面積;56.95km2 総人口;80,788人(2016年6月1日)
隣接自治体;岡崎市、豊川市、西尾市、額田郡幸田町
蒲郡市(がまごおりし)は、愛知県南東部、東三河地方にある市。「蒲郡競艇(BOAT RACE蒲郡)」の「ムーンライトレース」や、テーマパーク「ラグナシア」、「蒲郡温室みかん」の産地として知られる。
1954年(昭和29年)4月1日市制施行された愛知県下15番目の市である。市名は蒲形村と西之郡村(現在の市中心部)から一文字ずつ取った合成地名に由来する。本州のほぼ中心に位置し、渥美半島と知多半島に囲まれた温暖な気候の海辺の街で、沿岸一帯が三河湾国定公園に指定されている。明治期から全国的知名度を誇っている「景勝地竹島」(愛知県)と桟橋で繋がる橋の袂には、大正~昭和初期に文人達が多く利用した料理旅館「常磐館」があり、菊池寛の「火華」をはじめ多くの文学作品に登場すると共に、その他多くの作品が蒲郡市を舞台とした文芸作品群として残されている。 現在、跡地には「海辺の文学記念館」があり、その足跡を残している。 また、現在も愛知県を代表する歴史的建築物であり、現役の宿泊施設「蒲郡クラシックホテル」として営業する「旧蒲郡帝国ホテル」の建物は、城郭風の外観にアールデコ様式の内装と独特の建築であり、春にはつつじ祭りが開かれ市内には4つの温泉郷があるほか、マリンレジャーやテーマパークもあり、海と山に囲まれた景勝地であることから「愛知県の熱海」と呼ばれるなど、県内屈指の観光地でもある。
産業面では、温暖な気候を活かしたフルーツ栽培がさかんで、特に「蒲郡みかん」の生産では日本国内で有名で、温室栽培の「蒲郡温室みかん」の出荷量は全国屈指である。また、伝統の「三河織物」では織物・繊維ロープ工業が発展し、昭和40年代には市内工業製造出荷額のうち80%近くを占めていた。現在は、工業分野の多様化により繊維工業の比率は下がっているものの、繊維ロープ製造業界においては日本一の生産量を誇る。