後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

今年も咲いた潮来のあやめの写真をお楽しみ下さい

2018年05月26日 | 写真
ほぼ10年前の6月17日に私は霞ヶ浦の西端の土浦港から観光船に乗り、遥か東端の潮来のあやめ祭を見に行きました。
帰りがけに潮来のあやめの切り花を10本と根の株のついたあやめを3本買って来ました。
根の株のついたあやめを庭の水盤に植えたら株が次第に増えて毎年10本以上の茎に20個くらいの花が咲きます。

1番目の写真は今年、初めに咲いた潮来のあやめです。

2番目の写真は潮来から10年前に買ってきた10本の切り花のあやめです。
水揚げの良い花なので途中は水無しでも心配ありません。水切りをして大きな花瓶に入れ2日後に写真のように咲いたのです。

潮来で売っていた小母さんが、大輪の花を咲かせるには、「肥料を少しずつ途切れずに11月まで上げなさい。その間は水を張って置きなさい。冬は乾いた土で良いよ」と教えてくれました。
帰宅後、根っこのついた株を水盤に植え、十分な土を入れました。それから肥料を絶えさないで育てたのです。ご参考までに、切花10本で500円。株付きアヤメ花3本で1000円のでした。
あれからもう10年になります。歳月の流れは早いものです。しかし潮来のあやめは律儀に毎年咲いて私ども幸せにしてくれるのです。
さらに3枚の写真で、2008年6月17日に撮った潮来のあやめの風景をお送りいたします、
どうぞ写真をお楽しみ下さい。






激動の米朝会談、何故毎日コロコロ変化するのか?

2018年05月26日 | 日記・エッセイ・コラム
昨日、トランプ大統領は会談中止だ!と発表したのに、今朝の新聞を見たら、いや開催するというような報道が出ています。
シンガポールでの会談をするのか、しないのか?何故このようにコロコロ変わるのでしょうか?
原因はトランプ大統領の感情的な反応なのです。忍耐強い外交努力をしないで、感情的な反発をすぐに発表してしまうからです。
しかしもう一つの原因は、北朝鮮もトランプ大統領を刺激することを言うからです。
このもつれた感情問題を、今日は一刀両断に、そして明快に説明しようと思います。時系列的に感情問題の起きた原因を書きます。

(1)何故、トランプ大統領は会談中止を決定したか?

1番目の写真は怒って会談中止を発表するトランプ大統領です。

北朝鮮側は3つの約束を破ったのです。1、シンガポールでの米朝双方位の事務方の事前準備会議に米国側だけが行ったのに、北朝鮮からは誰一人来なかったのです。完全な待ちぼうけでした。2、米韓軍事演習を北朝鮮は容認すると言っていたのに実際行ったら激しい非難をしたのです。3、核実験坑道の爆破に、核兵器開発の技術者も招くと約束していたのに新聞記者だけを招いたのです。そうして最近は北朝鮮政府にいくら電話をかけても応答が無いといいます。

2番目の写真は昨日の核実験坑道の爆破の写真です。
そしてトランプ大統領が感情的に爆発して会談中止を発表したのは次の北朝鮮の発表だったのです。

(2)北朝鮮外務省の崔善姫外務次官の発表で真っ赤になって怒ったトランプさん。
今朝の読売新聞に出ていた日本語訳の全文を読むと敵意に満ちた挑発的な文章なのです。
北朝鮮とアメリカが最悪の場合は核戦争になることを暗示しているのです。
これではトランプさんも怒るのは無理もありません。
以下のような報道では核戦争を暗示している部分が核対核の対決というように柔らかに表現してありますが、全文のニュアンスは非常に挑発的な印象を受けます。
https://www.sankei.com/world/news/180524/wor1805240028-n1.html
【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の崔善姫外務次官は24日、北朝鮮がリビアの前轍を踏み得るとしたペンス米副大統領の発言に反発し、「米国がわれわれの善意を冒涜し、非道に振る舞い続けるなら、米朝首脳会談の再考を最高指導部に提起する」と談話で警告した。朝鮮中央通信が報じた。
 崔氏は対米外交を担当する女性高官で、北朝鮮高官が6月12日に開催予定の米朝首脳会談の見直しに言及するのは、金桂寛第1外務次官の今月16日の談話に続いて2回目。
 崔氏は、トランプ政権の中心人物から「核保有国であるわが国」と核開発を放棄後に独裁体制が崩壊したリビアを比べる発言が相次ぐことを強く非難し、「会談場で会うか、核対核の対決の場で会うかは全て米国の決心と振る舞いにかかっている」と主張した。

3番目の写真は北朝鮮の崔善姫外務次官です。

(3)北朝鮮の金桂官第1外務次官の対話の継続を求める即座の談話発表で会談開催へ
これに対してトランプ大統領は、「北朝鮮と今協議している。彼らは非常によい談話を出した。(6月)12日に開かれるかもしれない」と発表したのです。
この金桂官第1外務次官の談話の全文も今朝の読売新聞に出ています。丁寧に読むと実に明るい希望に満ちた建設的な文面なのです。
その上、トランプさんの会談中止の発表後、即座に出された談話だったのです。
これでトランプさんが機嫌を直したのです。

4番目の写真は北朝鮮の金桂官第1外務次官です。

以上を見るとトランプ流の外交は北朝鮮の発表に振り回される感情的なものだという事が明らかです。
対立の原因は北朝鮮が段階的な核兵器廃絶を主張しているのに対してトランプさんは即座に、そして一挙に核兵器廃絶を主張しているからです。
しかし段階的と一挙の意味は定義の仕方でどのようにも意味が変化するのではないでしょうか?
この相違の中間の妥協点を外交交渉で、努力して探す作業を省略して、感情的な応酬をしているのです。
これでは朝鮮半島の核兵器廃絶は難しいのではないでしょいうか?

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)