後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

4羽の白鳥一家と仲良くなった不思議な体験

2019年07月21日 | 日記・エッセイ・コラム
昨日、夏になると南の国から渡って来るオオルリとキビタキの美しい姿の写真をご紹介いたしました。その時冬になると渡って来るいろいろな渡り鳥のことを思い出しました。
夏の間はシベリアのアムール河付近で繁殖する白鳥や何種類もの鴨たちが冬に日本に飛んで来るのです。

1番目の写真は10年位前に私が霞ヶ浦で撮った写真です。ハクチョウの列の向こうに黒っぽいカモ類が泳ぎ、その向こうに白いカモメがが列を作って泳いでいるのが見えます。カモメも渡り鳥なのです。
これはほんの一部でカモ類は湖面を埋め尽くすように一面に泳いでいます。

2番目の写真は湖岸で休んでいる白鳥と鴨たちです。白鳥やカモ類は人を恐れません。私の手が届くくらい近づいても少し動いて私の手を避けます。一方カモメは神経質で近づくと一斉に飛び立ってしまいます。
私は霞ヶ浦にヨットを係留していたので25年間冬になると白鳥やカモ達やカモメの姿を見て楽しんでいました。
そうしたら2羽の白鳥が夏になっても岸辺の草原に棲みついてアムール河沿岸に帰らないのを発見しました。それは2007年の夏のことでした。

3番目の写真は2007年の晩秋に撮った夫婦の白鳥です。この岸辺の草を食べていました。この写真に草原の向こうに黒っぽい堤防のようなものが写っていますが、そこは浮島になっています。夫婦の白鳥は夜になると寝る浮島です。野犬や野良猫の行けない安全なねぐらです。
その翌年見たらこの夫婦に2羽の子供が生まれていました。その翌年も2羽の子供が生まれていました。

4番目の写真は2009年に撮った写真です。4羽の白鳥一家が私のヨットの係留場所近くに遊びに来たのです。ヨットの舷側からいろいろと話しかけました。夫婦の白鳥は小首をかしげて日本語は分かりませんと言います。しかし私と家内の友情は感じ取っていたのです。
その日の夜、ヨットに泊まっていたらこの4羽の白鳥一家が再び遊びに来てくれたのです。

5番目の写真は遊びに来てくれた4羽の白鳥一家です。家内が手を伸ばしてパンを食べさせています。
キャビンの中で作った夕食を食べた後で、後ろの甲板で夜景を楽しんでいたら来たのです。いろいろ話しかけると分かったように首を振ります。それでつい話し込んで1時間以上も一緒に居ました。

私は2011年、75歳の時ヨットを止めました。霞ヶ浦へも行かなくなりました。
しかしあの4羽の白鳥一家が気がかりで2013年11月に車で霞ヶ浦に行きました。
そうして白鳥一家が巣にしていた浮島の傍に行ったのです。
何と草原に4羽の白鳥一家が居るではありませんか。子供は毎年親を離れてシベリアに飛んで行きます。夫婦の白鳥だけが残って毎年2羽づつ子供を育ていたのです。4羽の白鳥一家に近づくとただ小首をかしげてくれるだけです。それが久しぶりに会った私への挨拶なのです。
こうして見るとこの夫婦は毎年のように春に2羽の子供を産み、育てていたようです。そして子供の白鳥は1年後の春にはシベリアに飛んで行くのでしょう。白鳥の夫婦は離婚なしで一生そいとげるそうです。
あの白鳥の夫婦に最後に会ったのは2013年です。もう6年の月日が流れました。

昨日、渡り鳥のオオルリとキビタキのことを書いたので昔つきあった白鳥一家のことを思い出しました。彼らの幸せを祈ります。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)

「今日は美しい夏の野鳥の写真をお楽しみ下さい」

2019年07月21日 | 写真
野鳥の写真を熱心に撮ってブログに掲載している方がいます。
定年退職後、鳥の写真を撮って楽しむおじさんのブログ、「鳥をたずねて三千里」、http://torizukiojisan.blog82.fc2.com/blog-entry-1054.html です。
そのブログからオオルリとキビタキとカワセミの夏鳥の写真をお借りして順にお送りいたします。美しい夏の野鳥の写真をお楽しみ下さい。

この写真のオオルリ(大瑠璃)は日本へ夏鳥として渡来、繁殖し、冬季は東南アジアで越冬する。高い木の上で朗らかにさえずる。姿も囀りも美しい。

この写真のキビタキは日本列島全土で繁殖し、冬期はフィリピンやボルネオ島などの東南アジアへ渡りをおこない越冬する。
日本では夏鳥として全国の山間部でキビタキが普通に見られます。福島県の県鳥に指定されています。

この写真のカワセミは暖かい地方では定住するが、高緯度地方のものは冬には暖かい地域に移動する。日本では亜種カワセミ が生息し、北海道で夏鳥だが、ほかの地域では留鳥として1年中見ることができます。

「今日のカトリック小金井教会のミサの写真」

2019年07月21日 | 日記・エッセイ・コラム
カトリックのミサで非常に重要なことはイエス様の体を食べさせて頂くことです。それは酵母を入れないで焼いた500円硬貨くらいの小さなパンです。聖餅と言います。
それを200枚くらい金の鉢に入れ神父さんが聖餅がイエス様の体に変化するように祈ります。
その祈りの後、神父さまが信者一人一人に食べさせるのです。行列した信者一人一人へ神父さんが「イエスの体」と言って、聖餅を手に渡してくれます。それを受けてすぐに食べるのです。その様子は3番目の写真にあります。
今日はイエズス会の竹内修一神父さまが司式して下さいました。竹内修一神父さまは上智大学の「キリスト教文化研究所」の所長でもあり、説教が知的で明快なのです。非常に多忙ですが小金井教会に毎月来てミサの司式をしてくれています。有難いことです。





カトリックとプロテスタントの違いは、マリア信仰の有無

2019年07月21日 | 日記・エッセイ・コラム
キリスト教はカトリックとプロテスタントとに別れます。1517年、ルターはローマ教会に抗議してヴィッテンベルク市の教会と城内に95ヶ条の論題を打ちつけたのです。これが一般に宗教改革の始まりとされています。
このルターの宗教改革の後で生まれたキリスト教のいろいろな宗派をプロテスタントと言います。そしてその以前から連綿と続くのがカトリックです。
しかしこの2つの分類は大まか過ぎます。この2分類の他に私が好きな宗派のロシア正教や日本正教もあります。これらもカトリックに非常に近いものです。
イギリスの聖公会はカトリック的な典礼を用いますが信仰の内容はプロテスタント的です。ようするに中間的です。
それはさておきカトリックとプロテスタントの違いは何でしょうか?
神学的には難しい説明がありますが、カトリックの一信者として簡単に言えば、カトリックではマリア様への信仰が重要ですが、プロテスタントにはそれがありません。
そしてもう一つの違いは毎週のミサのたびにイエス様の体としてパン片(聖餅)を神父さまから食べさせてもらうことです。

下にマリア様とその息子のイエスと父親のヨゼフの3人の家族の写真を示します。

1番目の写真はマリア様とその息子のイエスと父親のヨゼフの3人の家族の像です。

2番目の写真は幼いイエスを抱いたマリア様の写真です。カトリックの教会の中には必ずあるお像です。

3番目の写真も幼いイエスを抱いたマリア様の写真です。
くどくど書かない方が良いのかも知れませんが、凡俗な一信者としてのマリア様への祈りについて少し説明いたします。
マリア様への祈りは「甘えた祈り」なのです。病気が直りますようにとか家内安全を祈ります。イエス様には恥ずかしくて出来ないような利己的なお祈りをします。
しかしイエス様へは東日本大震災で被害にあった方々のために祈ります。イエス様の慈しみが豊かにありますようにと祈ります。世界の平和も祈ります。イエス様へは利己的な身勝手なお祈りはしません。それを引き受けてくれるのがマリア様です。
このようなことを書いてましたら、山梨県の韮崎市にある巨大な観音像を思い出しました。その観音様は下の写真に示すように女性なのです。

4番目の写真は韮崎市にある巨大な観音像です。
観音さまはお釈迦様の知恵や慈悲のシンボルなのです。男性でも女性でもありません。中性です。韮崎の観音像は間違っているという人もいますが、作った人の気持ちを考えるとほほえましいですね。
カトリックとプロテスタントの違いはマリア信仰の有無だけではありまえん。
カトリックでは神秘的な儀式を大切にしなす。聖霊を重要視します。父(神)と子(イエス)と聖霊の三位一体を信じます。これはプロテスタント諸派には無い信仰です。
分かり易く仏教に例えればカトリックは真言宗のような密教なのです。一方プロテスタント諸派は鎌倉佛教の諸派のように顕教なのです。これは雑な比較です。そもそもキリスト教と佛教は比較出来ない宗教なのです。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)