後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「今日の日記、流泉寺の枝垂れ薄紅梅を眺めに行く」

2020年02月24日 | 日記
流泉寺には毎年眺めに行く見事な枝垂れ紅梅があります。
快晴の今日の午後に立川市の西の端までこの淡い紅色の枝垂れ梅を眺めに行きました。まずは紅梅の写真をお楽しみ下さい。









流泉寺は臨済宗建長寺派のお寺で、福正寺14世東林香玉和尚(寛文5年1665年寂)が開山となり、創建したといいます。五日市街道に面して砂川3番にあります。

午前中は 「同性婚を差別しない欧米、差別する日本の文化の特徴」という記事を書きました。
・・・明治維新以来、日本は欧米の文化を取り入れて来ました。その欧米の文化も時代と共にどんどん変わっていきます。
この変化について行けない日本は現在の欧米とは違う特異な文化を維持しています。その一つの実例が同性婚に関する文化です。
同性婚を差別しない現在の欧米と、差別する日本は非常に違います。
・・・昔の欧米でも同性婚は差別されていました。しかし現在の欧米では同性婚をする人を性的マイノリティとして保護し、差別をしない文化が定着しているのです。同性婚の場合の税金の控除や遺産相続の権利は普通の男女の結婚と全く同じ法律が適用されているのです。差別することは欧米では「人権の侵害」と考えられているのです。・・・というような内容の記事です。

午後に流泉寺の枝垂れ紅梅を眺めに行ったので穏やかな気分になりました。毎日穏やかな気分で過ごすのが私の暮らし方です。

「同性婚を差別しない欧米、差別する日本の文化の特徴」

2020年02月24日 | 日記・エッセイ・コラム
明治維新以来、日本は欧米の文化を取り入れて来ました。その欧米の文化も時代と共にどんどん変わっていきます。
この変化について行けない日本は現在の欧米とは違う特異な文化を維持しています。その一つの実例が同性婚に関する文化です。
同性婚を差別しない現在の欧米と、差別する日本は非常に違います。

今日はこの同性婚の問題を取り上げてみたいと思います。
昔の欧米でも同性婚は差別されていました。しかし現在の欧米では同性婚をする人を性的マイノリティとして保護し、差別をしない文化が定着しているのです。同性婚の場合の税金の控除や遺産相続の権利は普通の男女の結婚と全く同じ法律が適用されているのです。差別することは欧米では「人権の侵害」と考えられているのです。
これに対して、日本の法律も変えようとという少数派の意見はありますが、婚姻法などは一切変わっていません。まったく遅れています。
そこで何故、「おとこおんな」が生まれるか科学的に考えてみます。
ある専門書によると「性分化の臨界期である胎生期に、分化した脳に男性ホルモンが作用しなかったことによって、脳の思索機能を持っ部位に異常が起き女性型になった」という説明が出ています。
一般に男女の違いは、精神病の問題ではなく医学生理学上の差異であって、生命の緻密で微妙な生化学の作用の結果なのです。
現在の欧米では性的マイノリティは、精神病の問題ではなく胎児の、遺伝子と性ホルモンの差異であって、生まれつきの結果だと広く信じられているのです。「おんなおとこ」も同様に科学的に解明されています。
ご興味のある方は、「脳の性分化」の研究、 http://endocrine.seitai.saitama-u.ac.jp/research_tsukahara1.html をご覧ください。

「おとこおんな」や「おんなおとこ」が生まれつきの少数マイノリティである以上、差別すべきではないと言うのが現在の欧米の社会に定着している考え方なのです。ところが日本ではまだまだ差別されています。
ことの良し悪しは私はここで議論する心算はありません。一切議論しません。
しかし人種差別や身体障碍者や性的マイノリティに対する差別は欧米人と日本人の意識には大きな相違があるようです。
日本人も個人的には同性婚に賛同する人も多いのですが、それは隠れて行うべきであり、法的には普通の男女婚と平等に優遇すべきではないという意見が圧倒的に多いのです。

人間、各個人には、持って生まれた「資質」または「属性」というものがあります。
しかし、身体の特性、頭脳の特性、などは努力によって自分の望む方向に、ある程度は変えるることが出来ます。
しかし絶対に変えることの出来ないものもあります。
例えば、人種、持って生まれた身体的、精神的不具などです。そして、同性婚をする人々の性差も変えられません。
このように個人の力ではどうしようもないものを、一般大多数の人とは違うからという理由で、差別することは人権の侵害なのです。
もう少し問題を踏み込んで書きます。
「おとこおんな」に関してですが、欧米でもそれが生まれつきのものであるという論は広く知られています。しかしそれでも首をかしげる人がいるのも事実です。しかし、首をかしげながらも差別はしない、そこが欧米社会の礼節なのです。

上の考察から、私は日人の文化の特徴を以下のように考えました。
(1)日本人は最近の医学生理学の同性婚に関する研究成果を重視しない傾向がある。すなはち自然科学の進歩を無視する文化的特徴があるようです。しかし新しい工業製品の開発に繋がる自然科学の研究成果には敏感に反応します。そうでない限り、新しい自然科学の研究成果は無視する傾向があります。
(2)少数者を差別しないで尊重するのは欧米の思想であり、日本古来の文化では生まれつきの障害者は隠れて生きて行くべきという文化的特徴があるようです。
(3)日本文化は変化が緩慢であり、特に社会倫理の分野は非常に保守的なのが特徴のようです。

以上は私の雑な考察です。皆様からのコメントで考えを深めて行きたいと思います。どうぞ多数のコメントが頂けますようにお願い申しあげます。

今日の挿し絵代わりの写真は気持ちが広々するような茅ケ崎海岸の風景写真です。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)