575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

小鳩来て玄関上がる冬の雨     朱露

2010年11月08日 | Weblog


      追われて飛び込んだ姿ではない。
      気がついたら玄関に居た形かな。
      知らぬ振りをしていると上がる。
      何思い出したか窓から飛び出す。

               

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みんな俳句が好きだった①  森鴎外の俳句       ぐ

2010年11月08日 | Weblog
内藤好之氏の「みんな俳句が好きだった」東京堂出版という本をめくるのが好きになっている。この本には俳人だけでなく各界から百名を選びその人の俳句を紹介している。
 その一端を紹介したい。
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 森鴎外は軍医として何回か従軍している。
 「うた日記」は日露戦争に従軍していた時の陣中詠をまとめて刊行したものであり、
 新体詩、短歌、そして百六十八句が載せられている。

  月の下、木枯らしに波立つ天幕の焚火のほとりに、鉛筆して手帳の端に書きつけし・・・
 と書かれたこの「うた日記」には次のような俳句が記されている。

    埋火の燃え尽くしたる窪みかな
    灯火を消すや火桶の薄明かり
    行水や甕大にして頭を没す
    馬上十里黄なるてふてふ一つ見し
    かど松の壕の口にも立てられし
    松立てしひとり夜の間に討たれける

 一見のどかではあるが、ここは戦場、中にはぎくっとさせられる句も見られる。
コメント (1)
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パソコンが壊れ天下の冬を知る     朱露

2010年11月08日 | Weblog

    「桐一葉落ちて天下の秋を知る」をパクる。   
    豊臣滅亡を前にした忠臣片桐且元の述懐だ。
    たかがパソコンされどパソコンではあるが。
    パソコンだけでお付き合いの方が数人居る。

              



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