575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

小春  麗

2010年11月11日 | Weblog
雲一つない青空が広がった冬晴れの一日。
来年の姪の成人式に、私の振り袖を着てくれることになり久しぶりに
和箪笥を開けました。
母が心を込めて刺繍をしてくれた半襟を見ると
今更ながら感謝の気持ちがわいて来ました。
山口百恵の「秋桜」の世界です。
「こんな小春日和の穏やかな日はあなたの優しさがしみてくる」♪

    閉め切った和箪笥を開けて小春かな  麗
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神無月止まったままの腕時計    遅足

2010年11月11日 | Weblog
11月句会が近づいてきました。
今回の宿題は「神無月」です。旧暦の10月。

ウィキペドアによれば、神無月の語源には定かではないとのこと。
「神無」は宛て字だそうです。
しかし、「神無」という宛て字から「神のいない月」という解釈が
広く行われるようになり、
出雲大社に全国の神が集まって一年の事を話し合う月と
考えられています。

ここ十年近く、腕時計をしなくなりました。
時間に追われる仕事を離れたこともあると思います。
抽斗に腕時計がいくつか眠っています。
なかには父の形見のものも。
母の女ものの腕時計もあります。

一つ一つの時計は、もう時を刻むことがありません。

神様も腕時計を持っているんでしょうか?

       








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