575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

燃えてゐる火のところより芒折れ  高野素十

2010年11月20日 | Weblog
客観写生の句は良いと思う句と、なにそれ?と思う句とに
極端に分かれます。
この句は良いと思う句に入ります。
しかし・・・と思っていたら、
「現代俳句の鑑賞事典」に、句についてこんな解説が。

      

こういう句を読む時は、読み手は心に余裕を持たねばならない。
燃えて折れた芒。
それがどうした・・・と
考えたりすると全くつまらないと思ってしまう。

作者とともに、詠まれている情景を楽しむ気持ちがなくては、
この句を味わうことは出来ない。

一読、情景は明確。読み手が勝手な思いを入れても
揺るぐことはない。
客観的な句のよさはここにある。

      

なるほど!
直ぐに意味を求めたりせずに、ゆっくりと味わう。
心に余裕がないとダメなんですね・・・

                  遅足





 

   
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浜名湖は静かに揺れて山眠る    朱露

2010年11月20日 | Weblog

     浜名湖は宍道湖同様海続きの汽水湖。
     海水が流れ込む為に大きい波が立つ。
     この時はモーターボートの為だった。
     冬の季語「山眠る」だが喧しかった。

               

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