山田洋次監督推薦の喜劇映画「台風騒動記」を見ました。
話の発端は、のどかな海辺の町を襲った台風十三号。
家が倒れ、田畑も流されましたが、町長はじめ、町会議員たちは、
被災した町民たちをホッタラカシにして、談合。
台風に便乗、倒れなかった小学校を倒し、建設費として
一千万円の政府補助金を騙し取ろうというもの。
建築業者や町長の座を狙っている助役もからんで・・・
この映画、最初、字幕に曰く
天災より天災の後がこわい
そして最後に曰く
天災のあとに人災が来る
原作は「台風十三号始末記」
愛知県の渥美半島に住んでいた杉浦明平さんのルポルタージュ。
昭和三十一年の映画でした。
今日はヒロシマ忌。テレビの中継を見ながら
ヒロシマ、フクシマの人災に思いをはせました。