夏から秋にかけて、我が家の窓からしばしば見られる夕焼けです。
そう言えば、冬にこんな綺麗な夕焼けを見た事が有りません。
なぜでしよう?我が家の窓から西の方角はズーッと日本海です。
さらにズーッと同緯度を西へ辿ればウラジオストクから中国大陸です。
気象衛星の写真を見れば解りますが、冬期間の日本海には筋状の雪雲が常に有ります。
これが夕陽を遮っているため、夕焼けを見る事が出来ないのでしょう。ホントかな?
夕焼けも見る事が出来ないなんて、冬の北海道なんてキライだ!
でも早春から初秋の北海道の自然は素晴らしい、野山を彷徨えば生きてて良かったと思う一時です。
なんて事を思いながら星野道夫の写真集を見ていたら、極北の大地にも生命の躍動が有る。
一見無機質に見える岩と氷の世界にも、生命の母胎を見る様な気がする、何故でしょう?
赤道直下の熱帯のジャングルへは行った事は有りませんが、おそらく同じ様な感慨を
受けると思います。
極北であれ熱帯であれ、濃厚な自然に接する時、人は畏敬の念を感ずるものなのでしょう。
政治家・官僚・財界人には、自然の中での一ヶ月間のサバイバル訓練を課すべし。
そうすれば、少しは世の中良く成るでしょう。なんちゃって、暇人はろくな事考えませんな。