「温泉余土」という言葉、広辞苑には載っているが平凡社の地学事典には載っていな い。よくよく眺めてみれば「温泉の余った土」であるから、学術用語としては相応しくない表 現である。写真で見ればチンチンの硅岩の様に見えるが、指で挟めばフニャっと潰れる 程に軟らかい。主成分はモンモリロナイト・カオリンなどの粘土鉱物、緑色に見える部分は おそらく緑泥石だろう。粘土鉱物の種類は、X線分析にかけないと正確には解らない。
日本全国の温泉地帯で何処にでも有るが、滑る・潰れる・膨らむで土木工学的には厄 介者扱いされている。純粋の粘土であるから、なにか有効活用出来ないものか。
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