今日は朝からシトシトと雨が降り、梅雨の様な空模様。
こんな時は、スッキリ晴れた空の写真でも眺めながら暇つぶし。
これは先日札幌郊外の中山峠へ行った時の薄明の写真です。日没後の薄明は黄昏(たそがれ)
とも言い「誰そ彼」で、薄暗くて誰だか良く解らないの意味です。
または宵の口であり、逢魔時(おうまがとき)とも呼ばれ、いわゆるトワイライトゾーンですね。
化け物や妖怪、魑魅魍魎が出現する時刻です。では何故真っ暗闇になったら化け物や妖怪は
出てこないのでしょう、居るんだけれども暗いから見えないだけです。
でなければ一日24時間の内、彼等が活動する時間が一時間弱という不合理な結果になります。
薄明とは言っても、地平線と太陽高度との位置関係から次の三種類に分けられるそうです。
①市民薄明(第三薄明) 太陽高度-6度まで、まだ薄明かりが残っている、これが逢魔時です。
②航海薄明(第二薄明) 太陽高度-12度まで、海面と空の境が見分けられる程度の明るさ。
③天文薄明(第一薄明) 太陽高度-18度まで、6等星が肉眼で見分けられる暗さ。
ではこの写真は、どの薄明でしょう。
撮影時刻は8月4日19時43分30秒です(カメラの時計が正しければ)。
当日の札幌地方の日の入りは、18時53分ですから日没後約50分経過しています。単純計算ですが
地平線下12.7度、黄道の傾きを考慮すれば12度より少ない。すなわち第二薄明の写真です。
逢魔時はすでに過ぎていますが、クマさんが出てくるかも知れませんね。
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