人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

ハイイヌガヤとマイズルソウの実

2006年08月18日 | 写真

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 この時期の草木は、花が終わって実を付けるころ。ハイイヌガヤとマイズルソウの未熟な実です。ハイイヌガ ヤの実は、完熟すれば灰色がかった茶褐色となります。モーレツに松ヤニ臭いのですが、トロッと甘く其れなり に食べれます。おやつの無かった子供の頃は良く食べました。マイズルソウの実は、赤いものだと思っていま したが、未熟なものは斑模様だったとは知りませんでした。食べれるかどうかは知りません。


白扇の滝とミミコウモリ

2006年08月17日 | 写真

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 札幌の街は、ここ一月ほど連日30°Cの暑さが続いている。大阪・名古屋に比べれば、こんなものは暑い内 に入らないのだろうが、北海道原人にとっては結構キツイものが有る。てなわけで今日も朝からギラギラ天気、 支笏湖方面へと逃げ出す。途中のラルマナイ川には、白扇の滝・ラルマナイ滝・三段の滝が懸かっている。こ の付近から札幌市にかけては、支笏火砕流の分布域である。これらの滝は、硬い溶結凝灰岩により形成され たもの。今日の写真は、最も上流に有る白扇の滝。上からしか覗けないないので、滝壺は見えない。周辺で何 か花が咲いていないかと探したが、こんな物しかない。キク科コウモリソウ属ミミコウモリ、葉の形がコウモリの 姿を連想させることから命名されたらしい。


エゾマンテマとホザキナナカマド

2006年08月16日 | 写真

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 昨日登った小樽の塩谷丸山で撮った写真です。エゾマンテマ(蝦夷マンテマ)奇妙な名前なのでネットで由 来を調べたが、結局不明。レッドデータブックでは絶滅危惧種らしいが、結構彼方此方に咲いていた。ホザキナ ナカマド(穂咲七竃)は、いじけて小さくなった普通のナナカマドみたいだが、種類が違うみたい。


塩谷丸山へ行ってきました

2006年08月15日 | 写真

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 引っ越し等でしばらく山へ登っていなかったので、リハビリを兼ねて小樽の塩谷丸山(629m)へ行ってきた。 標高差530mで家族ハイキング向きの山である。本日の感想を一言で言えば「とにかく暑かった!」身体が山 歩きに順応していないので、大量の汗、全身ずぶ濡れ、頂上でタオルを絞ったら本当にジャーッと水が出た。 途中で何人かの中高年登山者に会ったが、皆暑さでバテバテ、自分だけでなくて良かった。

 塩谷丸山は以外と野の花が多く、今後楽しめそうな山である。何処にでも咲いているツリガネニンジンであ るが、今日始めてモイワシャジン(藻岩沙参・札幌の藻岩山で発見されたことに由来する・沙参とはツリガネニン ジンの漢名)との区別が付いた。葉っぱの付き方が違うのである。ツリガネニンジンは輪生、モイワシャジンは 対生又は互生、したがってこれはツリガネニンジンです。

 下山途中ヨモギの茎に付いたこんな物を見つけた。直径2cm程、此が世に言うケサランパサランかとも思っ たが、虫瘤にしては余りにも見事な毛の生えよう。まるで猫のチャンタマ袋みたい。なんでしょか?


ナミキソウ

2006年08月13日 | 写真

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 今日はまだ野の花の写真を載せていませんでした。先月知床半島のフレペの滝を見に行った時、遊歩道の 脇に咲いていたのがナミキソウ(浪来草)です。シソ科タツナミソウ属ナミキソウ。図鑑によれば、浜辺の砂地に 生えるのでこの名が付いた、と記されているが此処は断崖絶壁の上、海に近いことには変わりは無いが。


アカバナ

2006年08月12日 | 写真

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 アカバナ科アカバナ属アカバナ、科名属名に使われているところから、有り触れた花と思われる。札幌市郊 外の定山渓ダムの湿地で撮影。北海道には、この他にエゾアカバナ・イワアカバナ・ケゴンアカバナ・カラフトア カバナ・ヒメアカバナが自生している。これはたぶん唯のアカバナと思う。アカバナとは、花が赤いからではな く、夏から秋にかけて葉が紅葉するため。よく見ると日本中何処にでも咲いている、唯の雑草である。

 「ヤマケイポケットガイド①野の花」山と渓谷社によれば、分布は北海道(渡島)~九州となっているが、ここ 札幌市郊外にも分布を広げているのは、地球温暖化のせい?それとも唯の間違い?


ヤナギラン

2006年08月11日 | 写真

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 連日の暑さ、山の上なら少しは涼しかろうと手稲山(1023.7m)へ登ってきた。とは言っても車とロープウエイ で(軟弱者が!)。山頂も下界と変わらず暑かった。昔平和の滝コースから歩いて登ったことは有るが、ゴルフ場 やスキー場の有る正面から行ったのは始めて。スキー場の駐車場からなら、標高差約450m距離約3km、涼し くなったら歩いて登ろう。ゲレンデの彼方此方に、札幌市街地を背景にヤナギランの群落が見事に咲き誇って いた。


平和の滝とジャコウアオイ

2006年08月10日 | 写真

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 札幌市西区手稲山の南麓に有る平和の滝。名前の由来は「労働運動の女性活動家 相沢 良 が戦時下、 仲間と共にハイキングに訪れた場所、彼女は25才で官憲により拷問死する、二度とこの様なことが無きよ う・・・云々」と書かれて有った。近くに咲いていたジャコウアオイ(麝香葵)清楚な感じの花で、彼女の生まれ変 わりと思えば少しはロマンチック、でもこれはヨーロッパ原産種です。