この頃天気が良くないし不安定だ。
週間天気予報を見て出かける計画をたてても、翌日には予報内容が変わっている。
昨日は関東地方で竜巻が、中国・四国・九州地方では連日の土砂降り、
北海道の天気はまだ良いほうか。
裏山へ散歩に行っても、毎日こんな風景ばかり・・・・?
なぜ ? かと言えば、この画は正確には「ぼんやりとした数本の樹木」であり、
背景は霧の中なので風景と言ってよいものか。
この霧の向こう側にも木があり、森があり、山があるのだろうか。
アインシュタインの有名な言葉「私が見ていなくても、月は存在するはずだ」。
これは量子力学の結論「測らなかった物理量の値があるとは思ってはいけない」
に対するアインシュタインの疑問だ。
量子力学的には「測らなかった(見えていない)物の実在性は疑ってかかれ」だが、
マクロの世界では見えていようがいまいが、月と同じ様に有る物は有るらしい。
だからこの画は風景写真でいいのだ。
広辞苑的には風景とは「その場の情景」であり、
情景とは「その人の目に映じたありさま」であるから、道端の石ころ一つ撮った
写真でも風景写真と言って良いし、何も写っていない真っ白だったり真っ黒
だったり(闇夜のカラス)でも風景写真である・・・・・・以上暇人の暇つぶし論考。
ススキの穂も出そろって、霧の晴れ間に初秋の雰囲気漂う山麓の原野。
ヨツバヒヨドリとエゾゴマナが霧の野原を埋め尽くす。
霧の中に咲くエゾトリカブト。