人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

今日の一枚 イガオナモミ

2013年09月15日 | 野の花山の花

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現在日本に分布するキク科オナモミ属には、オナモミ・オオオナモミ・イガオナモミ

の三種類あるとされている。

銭函の海岸で撮ったもの、「北海道の野の花」北海道新聞社では「オナモミ」と載っていた。

「日本の野草」山と渓谷社では、「オオオナモミ」または「イガオナモミ」であり、

「オナモミ」はごくまれ、と書いてあった。

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「日本の野草」には、「イガオナモミの果包の表面や刺にりん片状の毛が密生」

とあるので、これはイガオナモミか?

ネットでいろいろ調べてみたら、オナモミとオオオナモミは同じものである(らしい)

と書いてあった。


イワオヌプリのツバメオモトの実

2013年09月14日 | 写真

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ニセコのイワオヌプリへツバメオモトの青い実を見に行ってきた。

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この山が最後に噴火したのは約6,000年前なので、荒々しい山容をしている。

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昆布岳の鞍部から渡島半島の駒ヶ岳が見えた。

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ツバメオモトの青い実、ちょうど見ごろで今年も豊作だ。

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ゴゼンタチバナの赤い実です。

この他には、シラタマノキ・アカモノ・ガンコウラン・コケモモなども実を付けていた。

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火山性高山の植生分布とニセコ大沼、右上遠方に泊原発が見える。


キク科ヨモギ属三種

2013年09月12日 | 写真

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ここ数日やっと天候が良くなり、久しぶりに見る海が光っていた。

冬に成ったら、暖かい南の島で一日中海を眺めて暮らしたいものだ。

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銭函海岸の砂地に生えるキク科のシロヨモギ(白蓬)、時期外れで

色がくすんでしまっているが、若葉の頃は白い毛に覆われ美しい。

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山の岩場などに生える同じくキク科のアサギリソウ(朝霧草)

緑がかった銀白色が美しい。浜益の黄金山にて。

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海岸の岩場に生えるキク科のモクビャッコウ(木白香)

沖縄県渡名喜島の古生層石灰岩の割れ目に生えていた。

以上の三種類が、キク科ヨモギ属の中で全体が細かい白い毛で覆われ、

美しい立ち姿をしている。


秋の気配

2013年09月10日 | 今日の雑感雑記

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今朝近所の公園へ早朝散歩に行ったら、実はまだ色づいていないのに

マユミの木の下に円く落ち葉の輪ができていた。

今年は9月に入ったとたん、空気が変わり涼しく秋らしくなったが、

昨年の日記を見ていたら9月に入っても暑い日が続づき9月18日には31度とある。

9月の暦には、白露・十五夜・秋分の日などと書いてあるが、

今年は暦通りの季節感になりそうだ。

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秋といえば落ち葉にキノコだが、これは食えそうにないな。


今時の樽前山

2013年09月06日 | 野歩き山歩き

今日はまた朝から雨、一ヶ月以上こんな天気が続づいている。

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昨日は久しぶりに青空が広がり、嬉しくなって樽前山まで車を走らせる。

平日にもかかわらず駐車場はほぼ満車状態、人気のある山だ。

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西山から見た樽前山全景、ブログ用の縮小版じゃなく  9,000×4,200ピクセルの

原画で見てほしい風景。

外輪山一周コースを歩いてきたが、昨日は風が強かった。

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今の時期はシラタマノキの白い実ぐらいしか有りません。

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わずかに紅葉したシラタマノキの葉っぱ。

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ミニチュアサイズのイワギキョウが苔の絨毯の中に咲き残っていた。


霧の中の風景ばかりなのだ

2013年09月03日 | 写真

この頃天気が良くないし不安定だ。

週間天気予報を見て出かける計画をたてても、翌日には予報内容が変わっている。

昨日は関東地方で竜巻が、中国・四国・九州地方では連日の土砂降り、

北海道の天気はまだ良いほうか。

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裏山へ散歩に行っても、毎日こんな風景ばかり・・・・?

なぜ ? かと言えば、この画は正確には「ぼんやりとした数本の樹木」であり、

背景は霧の中なので風景と言ってよいものか。

この霧の向こう側にも木があり、森があり、山があるのだろうか。

アインシュタインの有名な言葉「私が見ていなくても、月は存在するはずだ」。

これは量子力学の結論「測らなかった物理量の値があるとは思ってはいけない」

に対するアインシュタインの疑問だ。

量子力学的には「測らなかった(見えていない)物の実在性は疑ってかかれ」だが、

マクロの世界では見えていようがいまいが、月と同じ様に有る物は有るらしい。

だからこの画は風景写真でいいのだ。

広辞苑的には風景とは「その場の情景」であり、

情景とは「その人の目に映じたありさま」であるから、道端の石ころ一つ撮った

写真でも風景写真と言って良いし、何も写っていない真っ白だったり真っ黒

だったり(闇夜のカラス)でも風景写真である・・・・・・以上暇人の暇つぶし論考。

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ススキの穂も出そろって、霧の晴れ間に初秋の雰囲気漂う山麓の原野。

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ヨツバヒヨドリとエゾゴマナが霧の野原を埋め尽くす。

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霧の中に咲くエゾトリカブト。