阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

中国毒ギョウザ事件と上海万博     ❝隠居の茶話❞シリーズ から   

2022年11月21日 | 「過去の非日乗&Shot日乗」リターンズ
2010年04月24日(土)「阿智胡地亭の非日乗」掲載

売れない落語家の 阿智胡地亭辛好 が今日も今日とて、楽屋横の隠居部屋に上がりこみ、席亭のご隠居と毒にも薬にもならない話で盛り上がっております。

辛好:ご隠居さん、事件が起きてから2年も経過してから、中国の警察が犯人を逮捕したいうてますなあ

  元々、中毒事件を起こす原因を作ったんは中国側やのうて、日本側で起きたことやと強硬にいうてたやないですか。

 いったん言うたらメンツを守るんは、日本の検察よりキツイ中国の警察が、180度態度を変えたみたい。これなんでですの?

隠居:それはやなあ、間もなく上海万博が始まるいうのに、日本人入場者の見込み数が、全然当初の計画目標数に足らんからや。

辛好:ええっ、上海万博と毒ギョウザ事件がつながるんでっか。

隠居:そら当たり前やがな、あの事件以来、向こうが日本側に原因があると言えばいうだけ、ふつうの日本人は誰もそれを信じんと、

中国製の食べモンは危ない、下手したらイノチに関わると思うようになって、中国へのツアー客まで減るようになってたんや。

辛好:そういえばワタイのダチ公が3月に4泊5日で5万円たらいうツアーで中国へ行きよったけど、考えられん安さですわな。

隠居:それも観光客を増やすために、旅行会社に中国が助成してる面もあるらしい。そうでもせんと客足が戻らんわけや。

辛好:それで毒ギョウサの犯人が、実は冷凍食品製造工場の従業員と調べがついたと発表して、中国全体の食品の安全管理の問題やのうて、1従業員の会社に対する恨みからやと?

隠居:そういう風に決着をつけたら、個人の単独犯の範囲で終わって、影響が中国全体の食品の安全懸念には広がらんという“絵”画いたんちゃうか。

なんせ大阪の万博も国の威信をかけて、集客に力入れてたし、ましてや今の中国は上海万博への海外からの参加者目標数達成は至上命令や。

そのためには日本から100万人来るンが必要なんや。

観光部門の省庁トップは勿論やが、国家のもっと上のあたりからも、警察トップに指示が出て、今回のような話にまとめた臭いがワシにはするなぁ。

辛好:そうですなぁ、2年も経って今頃何を言うてんねんて、みなそう思てますもんな。ウチのヨメは今でも産地が中国いうのは避けとるくらいやから、中国の観光も影響受けてるんやろな。

 そやけどご隠居の推測が当たりやったら、犯人と言われてる工員は冤罪かもしれへんなぁ。裁判でどんな判決が出るかまでちゃんと報道してくれんといかんわ。

 そうは言うても、向こうの新聞やテレビも日本の「司法記者クラブ」たらいうのとおんなじで、警察の大本営発表を右から左へ流してるだけみたいやから、

ホンマのことはなかなかわかりませんなあ。

隠居:まあ、そうでもないみたいやで。向こうでは検閲を潜り抜けてツイッターやメールで結構政府筋とは違う情報網が機能してるらしいで。

 さあ、そろそろそんなキナ臭い話は置いといて、ハラも減ったことやし今晩は「餃子の王将」の餃子の匂いでも嗅ぎにいこか。

辛好:今日も嘘かホンマかわからんご隠居の長話聞かされたからには、バンバンパクパク喰わせてもらいますわ。

            お後がよろしいようで・・ 

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中国が万博イベント、日本で開幕式典  BY: ChinaWave  2010-02-09

上海万博のチャンスを充分に活用し、中国観光業界の発展を推進、上海万博の入場者数延べ7000万人の目標を実現すべく、中国国家観光局は全世界で今月から、

「2010年万博観光推進月間」イベントを展開する。同イベントの開幕式典が1日、東京で行われた。

2010年万博観光推進月間」は今年の「中国万博観光年」の重要イベントのひとつであり、推進期間中、「万博観光」をメインテーマに、

中国国家観光局は世界の20以上の国の100都市以上でテーマが鮮明で、内容が豊富であり、多様な形式の推進イベントを約200回、集中的に開催する。

イベントでは万博の理念を広く広報、昂揚し、中華民族5000年のきらびやかな文明と新中国60年、とりわけ改革開放30年の輝かしき成就を披露

、中国の豊かで多彩な観光資源を展示し、「万博参観、中国観光」ブームを呼び起こすのがねらい。

中日両国は過去数年来、観光分野での往来が日増しに緊密化しており、昨年の中国への日本人観光客数は前年比3.73%減少したものの、

依然として延べ331万7500人となり、さらに下半期は10月を除き、各月の訪中観光客数は前年比で伸びをみせ、日本は再度、中国観光の最大のマーケットとなった。

このような背景の下、中国国家観光局は昨年、「2010年上海万博日本人入場者数延べ100万人以上」とする目標を掲げ、

「世界100都市万博観光推進月間イベント」の開幕式典を東京で開催する運びとなった。


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