![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/f1/af743d0f8a7aaaf61b81a079283052a9.jpg)
115最終型モトロニック仕様エンジン(CR10.0)
ブローしたエンジンを何とか修復できました。
本来なら、中古エンジンに積み替えるのが、手っ取り早く、リーズナブルです。
しかし、最終型エンジンは稀少なのと、現車は実走行5万kmのまだまだこれからのエンジン
でした。
よって、ダメージを受けた部分のみをリニューアルして、再生しました。
ジュリア4気筒エンジンは教科書のようなメカニズムです(PF氏談)。
よって、特に組み立ては難しくなく、マニュアル通りのクリアランスや締め付けトルク等
を順守すれば、誰にでも組み立てられると言っても過言じゃありましぇん。
今回の115エンジンは、少々従来の同型と違う仕様になっており、キーポイントをレクチャー
しましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/b3/19b78f63ec73bf3cd0d8b33e3c353f9a.jpg)
異なるRrシール径 82→84mm
O/Hキットには従来の82mmが入っており、取り付けも普通に出来ますから、非常に間違えやすい
ということです。
インジェクション仕様のエンジンは径が大きい84mm仕様がデフォルトで、取り違うとオイル漏れします。
多くはミッションを積み込んだ後に気づくので、再度ミッションを下ろす羽目になるということです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_cry.gif)
実はPF先生より、アドバイスを貰っていたので、事を無きをえましたが、そうでなければ、
取り違えてた可能性は99%あったでしょうw。
(Rrシールに種類があるとは知らんかった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/c1/24875fe34aabbe10ccc9bcaa1ca80f6e.jpg)
合わない吸気側バルブタイミング(泣)
本来、これだけ狂うことはありませんが、旧型ブロックと合体しての、良いとこ取り
で組み立てたのが原因です。
もちろんタイミングを補正すれば、何の問題も無いのですが、厄介なバリエターが
付いているので簡単ではありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/28/9cfe23aab8353dd35f4e1d4c1c2c4e0e.jpg)
二種のSSTが必須のアイテム
情報を得ようと、右往左往しましたが、ど~もこの作業を経験した人に巡り会いません
でした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/namida.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/2c/bccf1d2dea5bdaf60c2f3887ebbc693b.jpg)
ロックナットは55mmの超薄型
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_cry.gif)
押さえのSSTはGET出来たのですが、スパナの親玉(超薄型!)が調達できません。
モノタロウで発見した、55mmスパナの肉厚を削って使おうかと思いましたが、
カムごと外して、バリエターをバイスで挟んでロックナットを緩めることが出来ました。
後は、ラチェット部分を想定したズレ分をズラせば、何とか補正できました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/06/c83d21c86d7cd2cd574bdec264099657.jpg)
2と3をズラす
このラチェット一コマで、2~3度くらいの調整が可能です。
従来の蓮根式調整と基本的には同じかと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/18/7016f8aa20055eb21b091b6a96ae7054.jpg)
息を吹き返したエンジン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
さすがに、モトロニックはフルプルーフで、点火時期の調整も何も不要です。
特に異音もなく、吹き上がりも上々で、安心した次第です。
オリジナル性能を損なうことなく、お財布にも考慮しましたので、これで壊れなかったら
佳作と言えましょう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_en.gif)
分解組立担当 デストロイヤーK川改めコンストラクターK川
監修 Dr
アドバイサー PF先生