![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/cd/ed514d78ad75fc68e6e577cfa5b4b976.jpg)
オーバーヒートで入庫の156V6
空いた山道を走行中に、水温計が上昇してオーバーヒートしたそうです。
電動ファンが回ってないと、ショップに駆け込まれました。
(お客様の機転でヒーターを利かして凌いで来られました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
しかし、ショップで点検すると、電動ファンは復活して、ちゃんと回ってるじゃあ~り
ませんか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_cry.gif)
接触不良か、水温センサーか、ファンリレー不良か?。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/d7/8d9647f0c3d3071ee9df1af8a0de9e3a.jpg)
正常な電動ファン?
こと156に関しては余り電動ファン系のトラブルはありません。
稀な例として、通常と反対のオーバーヒート例を説明しました。
即ち、高速走行でヒートするが、停止状態では大丈夫という症例です。
高速走行では、例えファンが不動でも、走行風でラジエターは冷やしてくれます。
156では、すでに何例もある症例ですから、該当する可能性はあります。
お客様も、思い当たる節があるそうで、再度高速に乗られました。
やはり、高速では即ヒート症状を呈したそうです。
原因はウォーターポンプのエンペラーがプラスティックの為に、軸受け部分が割れて
空回りするから、冷却水を循環できなくなるからです。
果たして、分解して検証すると・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/17/f62ef2c38e2a818b3e0e3ca7555953f4.jpg)
やはりクラックが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_cry.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ang.gif)
エンジン回転が低いアイドリングでは、ちゃんとエンペラーは回る為に、冷却水を
循環させるのですが、高回転では水の抵抗で空回りするために、水が回りません。
即ち、ラジエターまで冷却水を送らないから、電動ファンも回らないのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/02/d96cac3797f26ef281f9e4fd124dd64b.jpg)
改良型金属製エンペラー
こちらの、改良型はNPで、クラックは入りません。
アルファだけではなく、DrのVWヤーレ号も、同じ目に合い、阪神高速で立ち往生した
経験がありましたw。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/8c/3d0c4f5ee14d42992667fac5a20eb8a8.jpg)
ついでに、Tベル系も一新
クラックはいきなりで、予兆はありませんから、難儀です。
今回の156はお客様が個人売買でGETされたのですが、Tベルは交換済みと聞かれていた
ものの、ウォーターポンプは???だったそうです。
又、交換されていても、プラエンペラーの改良前であれば、この限りではありません。
ショップでは、この個体のTベル交換を実施してませんから、念のためにSSTにて、
バルブタイミングを再チェックして、組み立てました。