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新年 あけましておめでとうございます。
タイを旅行中で、北部の古都スコータイに移動して2日目。
昨夜は大晦日、ホテル近くの広場では新年を祝うカウントダウンが賑やかに行われていました。
オカマ美人コンテスト(声が野太いので多分・・・)とかもありますが、有力スポンサーがいるようで、抽選で参加者に自転車などの賞品が景気よくばら撒かれていました。
賞品をもらうときステージ上でスポンサーらしき人物と写真におさまります。
政治絡みなのかどうかはわかりません。
もし、政治絡みだとしたら、バンコクよりタクシン派の牙城チェンマイに近いので、タクシン派の方でしょうか。
そんなことを考えながら見ているうちに、いよいよ0時。
恒例カウントダウンとともに花火が夜空に・・・と、これはどこでも見る光景です。
ユニークなのが写真の風船というか熱気球というか・・・これを数十個、次々に夜空に放ちます。
人の背丈ほどでコンドームを短くしたようなもの(材質は紙か布か)の下部中央で固形燃料を燃やし、温まった空気で飛ばすものです。
以前何かで見た記憶はありますが、タイ全土で行うものか、この地方のものかはわかりません。
夜空高く舞い上がった熱気球は星のように小さく輝き、それらが帯状に風に流され、まるで天の川のよう。
新年にふさわしい幻想的な光景でした。
ただ、火の玉を飛ばすのですから、危ないことは間違いありません。
飛ばすとき木にひっかかるものもあって、竿ではずそうとすると風船自体に火が燃え移ったりもします。
日本では火事を心配して、まず消防が許可しないでしょう。
カウントダウン、火事というと、バンコクでは邦人も巻き込んだ火事があったようです。
****新年祝うバンコクのクラブで火災、59人死亡・2邦人重体****
タイの首都バンコク中心部のエカマイ地区にある高級ナイトクラブ「サンティカ」で1日未明、新年のカウントダウンの直後に火災が発生し、タイ警察によると、少なくとも59人が死亡、日本人男性4人を含む210人以上が負傷した。 日本人男性2人は重体という。
タイ日本大使館は、他に日本人の死傷者がいないか確認を急いでいる。
大使館によると、負傷した日本人は、39歳と38歳の旅行者と28歳の在タイ日本人2人。いずれも友人らと遊びに来ていたとみられる。
警察によると、クラブは地上3階、地下1階。出火当時、カウントダウンのイベントが行われ、500~1000人が各階で踊っていたという。警察 は、2階で使用された花火が何かに引火したのが原因と見ているが、カウントダウン表示機器の電気系統の故障が原因との情報もある。
逃げた客らの話では、午前零時20分ごろにステージ付近で炎が上がったが、客のほとんどは当初、イベントのショーと勘違いしたという。その後、火 災とわかり、1階の出入り口に客が殺到。パニック状態に陥り、将棋倒しになるなど混乱したという。警察によると、死者のほとんどは窒息死だという。
クラブは、日本人を含む外国人が多数居住する地域にあり、在留邦人の若者にも人気のスポット。地元メディアなどによると、建物が老朽化しており、今年移転する予定だったという。【1月1日 読売】
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安全管理に“おおらか”なタイなら、十分ありそうな話です。
それはともかく、色鮮やかな花火を見上げていると、不安と混迷に満ちたしょうもない1年が終わり、新たな1年が始まった・・・と、思いがけず陳腐とも言える“希望”を感じたりもします。
今日も遺跡やお寺でたくさんの仏像に出会いました。
そのお釈迦様に、旅の無事と“今年が良い年でありますように”とお願いしました。