安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

美ヶ原高原「思い出の丘」から王ヶ頭へハイキング(1)。雲海に浮かぶ北アルプスが絶景でした。

2024-11-11 19:30:00 | 登山・ハイキング

11月9日(土)に上田方面の山仲間と美ヶ原高原にハイキングに行きました。当日は、好天に恵まれた上に、朝方の冷えこみで松本平には雲海がかかり、その上に穂高岳や槍ヶ岳が見えて、絶景でした。

10月中は、僕は体調が思わしくなく、山へ行けるような状態ではなかったのですが、ようやく、いくらか復活です。ゆっくりペースで、歩行距離が約12km。運動にもなり、楽しい山行でした。

【行 程】

思い出の丘駐車場 9:06 → 武石峰 9:43 → 美ヶ原自然保護センター 11:10ー11:21(休憩) → 王ヶ頭 11:58 → 王ヶ頭ホテル前芝生 12:10―12:50(昼食)

王ヶ頭ホテル 12:51 → 塩くれば 13:18 → 烏帽子岩 13:59 →美ヶ原自然保護センター 14:58 

(温泉)湯多里山の神 (夕食)そば処小木曽製粉所

(思い出の丘)

思い出の丘駐車場。北アルプス方面の山の案内板があります。

松本平の上には雲海。穂高岳から槍ヶ岳が見えています。こういう光景を見ると、いいカメラがほしくなります。

ちょと右へふって、大天井など。立山や剱岳も見えました。

本日のメンバーは9名です。4台の車できていますが、3台は美ヶ原自然保護センターの駐車場に置いてきて、僕の車でここまで戻っています。往路は、思い出の丘駐車場から歩きだしますが、復路は、自然保護センターまでです。

少し上ります。霜柱が立っています。

左手には東側の山が見えてきます。上田平にも雲海がかかり、その向こうに四阿山や根子岳が見えています。

小諸や佐久方面です。浅間山がきれいに見えています。雪はまだまだのようです。

振り返ると、後立山連峰。左から、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白馬三山。写真には入っていませんが、この右手には妙高山や火打山も見えていました。うっすらと白くなっていますが、本格的な積雪はこれからです。

思い出の丘頂上に到着(標高1,935m)。駐車場から近い絶景ポイントです。

思い出の丘を出発し、武石峰を目指します。

いったん下がって、登ると、そこが武石峰です。

振り返って、思い出の丘方面。真ん中に登山道、遠くには北アルプス。雲海も見えて、最高です。

武石峰に到着。

武石峰(標高1,973m)。

一等三角点があります。

武石峰からやや下ります。

ススキも枯れていました。

白樺の樹。緑っぽいのは、唐松でしょうか。

白樺がきれいでした。

一ヶ所、自動車道を横断するところがあります。

渡り終えました。

正面には、中央アルプスや南アルプスも見えてきます。

右手には、穂高連峰から槍ヶ岳。槍ヶ岳の手前は常念岳です。

保護してある植物がありました。多分、「ササユリ」だと思います。

短い距離ですが、森の中を歩きます。

まだキノコがあります。

上方には、美ヶ原の電波塔群が見えてきました。

自然保護センター手前に出てきました。結構、駐車場には車があります。

自然保護センター、売店ともに冬季休業に入っています。この前で、休憩。

(参考)【美ヶ原観光連盟公式サイト】

美ヶ原観光連盟公式サイト

(2)へ続きます。(2)では、昼食、美ヶ原台上散策、帰途に寄った温泉、蕎麦屋などについて記す予定です。


ロレイン・ゲラー「LORRAINE GELLER AT THE PIANO 」、コメダ珈琲店の「純栗ぃむ(モンブラン)」でお茶タイム。

2024-11-10 19:30:00 | ピアノ・トリオ

久しぶりにコメダ珈琲上田緑が丘店に入り、季節限定の「純栗ぃむ」でお茶タイム。栗が出回るこの時期限定の商品だそうで、栗の美味しさを堪能しました。リーダー作がこの一枚だけのピアニスト。

LORRAINE GELLER (ロレイン・ゲラー)
LORRAINE GELLER AT THE PIAO (Dot 1954年録音)

   

ロレイン・ゲラー(p,  1928~1958年)のこのアルバムは、持っていたのですが、ほとんど聴いていなかったので、先日訪れた前橋のジャズ喫茶「木馬」でかかった時に聴いて驚きました(その時の記事)。結構な傑作だと思い、今回、改めて聴いてみました。

メンバーは、ロレイン・ゲラー(p)、リロイ・ヴィネガー(b)、エルドリッジ・ブラッツ・フリーマン(ds)。ロレイン・ゲラーは、1958年10月に喘息と心臓発作による合併症で、30歳の若さで突然亡くなってしまい、残念なことにリーダー作はこれ一枚だけです。

(英文表記)Lorraine Geller(p)、Leroy Vinnegar(b)、Eldridge "Bruz" Freeman(ds)。

曲目は次のとおり。
 
1  Clash by Night (Lorraine Geller)
2  Close Your Eyes (Bernice Petkere)
3  Mystery Theatre (Lorraine Geller)
4  The Blue Room (Lorenz Hart,  RIchard Rodgers)
5  Everybody's Blues (Lorraine Geller)
6  Madam X (Lorraine Geller)
7  Gee Baby, Ain't I Good to You (Andy Razaf,  Don Redman)
8  You and the Night and the Music (Hward Dietz,  Arthur Schwartz) 【あなたと夜と音楽と】
9  Poinciana (Buddy Beriier,  Nat Simon)
10  What A Difference A Day Made (Maria Grever) 【縁は異なもの】
ロレイン・ゲラーの自作が4曲に、よく知られたスタンダード曲が6曲です。とりわけ、「Close Your Eyes」の選曲が、嬉しい。

元々は、発売を目的としないリハーサルをレコーディングしたものだそうですが、完成度が高いアルバム。ロレイン・ゲラー(p)はもちろん、ヴィネガー(b)、フリーマン(ds)も好演しています。ロレインのテクニックは確かで、「Clash by Night」や「Mdam X」といった急速調の曲ではダイナミックにスイングし、アルペジオの美しさが際立つ「Close Your Eyes」や無伴奏ソロピアノの「Poinciana」といったスローテンポの曲も爽やかで美しい演奏を行っています。お馴染みの「You and the Night and the Music」も、リズムに工夫があって面白い。

   

ジャケットの裏面。ロレインの写真が掲載されています。

(参考)本作から、「You and the Night and the Music」が聴けます。

You And The Night And The Music - Lorraine Geller Trio

(安曇野市宅で聴いているところ)

 
飾ってあるレコードは、右からロレイン・ゲラーの夫のハーブ・ゲラーの「That Geller Feller」(bel canto Fresh Sound再発)、本作「Lorraine Geller at The Piano」(Dot 日本盤)、本作に参加しているリロイ・ヴィネガーの「Jazz's Great "Walker"」(Vee Jay 日本盤)。
 
 

【コメダ珈琲店 上田緑が丘店】

住所:長野県上田市緑が丘1丁目1番6号
電話:0268-71-5133
ホームページ:コメダ珈琲店 (komeda.co.jp)

やや遅い時間です。

この写真が目に留まりました。

選べるデザートセットで、飲み物とセットなら100円引きになります。

デザートセットです。

純栗ぃむ。いわゆるモンブランですが、『コメダ珈琲店の定番が今年も登場。栗の香りが口いっぱいに広がる、この季節だけの特別』だそうです。

取り分けたところ。クリームがいっぱいつまっていて、ちょっと感動しました。

飲み物は、レモンティーにしました。紅茶の種類は、ダージリンだと思いますが、スリランカ産茶葉を使用しているそうです。


上田市上田原の洋食店「12番地」で「森のハンバーグ定食」。優しい味わいの街の洋食屋さん。

2024-11-09 19:30:00 | グルメ

先日、初めて上田市の洋食屋「12番地」に入りました。用事が長引いて、帰宅が遅くなったため、珍しく上田市内で夕食を食べました。洋食を食べたくなったので、こちらのお店に寄ってみました。

「森のハンバーグ定食」を注文。ハンバーグに、きのことデミグラスソースがのっている品物でしたが、いかにも手作りといったもので美味しくいただきました。

お店の外観。「とんかつ」と「ハンバーグ」の幟が目をひきます。

店内。カウンター席もあります。

店内。テーブル席は6つで、こじんまりとしています。

メニュー。定食のものですが、このほかにも定食がアリ、メニューは豊富です。

パスタもいろいろな種類があります。これはトマト味のものです。

森のハンバーグ定食

ごはんは200g。炊き方が良いのか、美味しい。

小鉢。もやしを炒めた物。

漬物

味噌汁。ワカメがいっぱいでした。

森のハンバーグステーキ

デミグラスソースときのこがたくさん。

付け合わせの野菜の量が半端ではありませんでした。

茹でたニンジンやナス。

ポテトもありました。

切り分けたところ。タマネギの食感が良くて、香辛料が控えめの優しい味わいでした。さらに、他にもメニューがたくさんあるので、また寄ってみたい街の洋食屋さんです。

【12番地】

住所:長野県上田市上田原855 陽光ビル
電話:0268-26-6651
ホームページ:れすとらん12番地 - 赤坂上/ハンバーグ | 食べログ


近衛龍春著「伊達の企て」(毎日文庫)。伊達政宗の天下取りの野望を描いて、面白い。

2024-11-08 19:30:00 | 読書

近衛龍春著「伊達の企て」(毎日文庫)が、この10月30日付けで発行されたので、購入しました。DVDで観たNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」が面白く、伊達政宗とその家臣団への興味が持続しています。

   

(表紙)

(カバーにある本書の紹介)

   

(目 次)

序章   石垣山城の屈辱
第一章  野望の目覚め 
第二章  天下分裂 
第三章  百万石交渉 
第四章  白石城奪取 
第五章  奥羽連合軍構想 
第六章  一揆のつけと大震災 
第七章  最後の賭け 
終章   新たな企て 

(感想など)

作家の近衛龍春さんが伊達政宗をどのように描いているのか興味津々で、一気に読みました。全体には、「伊達の企て」というタイトルどおり、政宗の天下取りの野望に焦点を当てて、その角度から出来事も記してあります。

関ヶ原の戦(1600年)時において、伊達政宗は、戦乱が長引くことを望み、それに乗じて領地を増やそうとしていたのに、すぐに決着。大坂夏の陣(1916年)でも、豊臣方と徳川方の争乱が長引くことを期待したのに、すぐ終結し、徳川家康の前に政宗の野望が実現することはなかったのですが、領地拡大への執念は、戦国大名らしくて、感服しました。

大坂夏の陣で、政宗が家康の陣地に乗り込むために、その進路上にいる味方を攻撃して排除しています。家康を助けるためか、葬り去るためか、多分後者だと思いますが、事実かどうか不明なものの驚愕しました。全体にテンポも良くて、どんどん読み進める小説です。

(著者略歴)

   

(参考)

   

NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」(1987年放送)。DVDで観ましたが、いくつか観た大河ドラマの中で、抜群に面白いものでした。

【毎日新聞出版のホームページ】

伊達の企て【毎日文庫】 | 毎日新聞出版

 

(参考 拙ブログの近衛龍春さんの書籍に関するその他の記事)

近衛龍春著「毛利は残った」(角川文庫)を読了。関ヶ原の戦で西軍の大将だった毛利輝元のお家存続をかけた奮闘。

近衛龍春著「南部は沈まず」(角川文庫)。現在の岩手県を舞台とした大名「南部氏」の物語。

(参考 拙ブログのNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」に関する感想など)

NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」を観て、佐藤貴浩著「奥州の竜 伊達政宗」(角川新書)を読みました。

 


ジミー・スミス「HOME COOKIN'」、ジャズ批評2024年11月号の特集「ジミー・スミス」。

2024-11-07 19:30:00 | ヴァイブ、オルガン他

ジャズ批評2024年11月号は、オルガンのジミー・スミスを特集しています。彼のアルバムは多く、シングルカットされてヒットした曲もあり、最近、日本でも人気があるのかもしれません。そのスミスのアルバム。

JIMMY SMITH (ジミー・スミス)
HOME COOKIN' (BLUE NOTE 1958, 1959年録音)

   

オルガンのジミー・スミス(org,  1925~2005年)の特集がジャズ批評誌で組まれるとは、ちょっとびっくりしています。1970年代のジャズ喫茶では、まずオルガンはかからなかったのですが、昨今では、聴く人や、それで踊る人も増えているのかもしれません。

メンバーは、ジミー・スミス(org)、ケニー・バレル(g)、ドナルド・ベイリー(ds)、パーシー・フランス(ts, 4曲に参加)。ケニー・バレル(g)が参加していますが、かなりブルージーで、スミスのオルガンとの相性も良く、このオルガントリオは、良いメンバーです。

(英文表記)Jimmy Smith(org)、Kenny Burrell(g)、Donald Bailey(ds)、Percy France(ts,)。

曲目は次のとおり。

1  See See Rider (Ma Rainey)
2  Sugar Hill (Kenny Burrell)
3  I Got A Woman (Ray Charles,  Renald Richard)
4  Messin' Around (Jimmy Smith)
5  Gracie (Jimmy Smith)
6  Come on Baby (Kenny Burrell)
7  Motorin' Along (Jimmy McGriff)
「See See Rider」とレイ・チャールズの「I Got A Woman」は、よく知られています。あとは、ジミー・スミス作が2曲、ケニー・バレル作が2曲とジミー・マクグリフ作が1曲で、どれも、R&B寄りの感じがします。

ジミー・スミス(org)とケニー・バレル(g)の組み合わせが非常に良く、パーシー・フランス(ts)も加わって、愉悦感に満ちたR&B寄りの演奏が繰り広げられています。「Suger Hill」におけるオルガンとギターのコール&レスポンスや「I Got A Woman」におけるビートが感が心地よいプレイが印象に残ります。「Come on Baby」でもグルーヴ感がかなり出ていて、曲も提供しているケニー・バレルと、リズムを支えるドナルド・ベイリー(ds)が全体に貢献しています。

   

聴いているのは、リバティ社製の所謂音符レーベルのレコードです。
 
(参考)本作から「I Got a Woman」が聴けます。
 
I Got a Woman
 
 
【ジャズ批評2024年11月号】
 
   
表紙
 
   
ハモンドオルガンの仕組みなどの解説。日本のメーカーがあるのを初めて知りました。
 
   
「オルガニストが選ぶジミー・スミスの名盤」という記事が面白い。4人のオルガニストがジミー・スミスの名盤を5枚挙げ、その理由なども書いています。
 
 
 
 
 
オルガニスト4人が選んだ、ジミー・スミスの名盤。多く挙った順に記してみます。

Crazy Baby(Blue Note) 3人
Organ Grinder Swing(Verve) 3人
Midnight Special(Blue Note) 2人
Jimmy & Wes Dynamic Duo(Verve) 2人
The Cat (Verve) 2人
At Club Baby Grand Vol.1(Blue Note) 2人

ジミー・スミスばかりでなく、オルガン奏者のアルバムは、あまり聴かなかったので、馴染みがないものもあります。今回の特集に、「ジミー・スミス・ディスク・ガイド」もあるので、気になるものは、聴いてみたい。
 
(参考)過去の拙ブログのジミー・スミスの記事へのリンク。3作品を取り上げてあります。