昨日、蕎麦を食べに松本市梓川の「シマ」に行ったのですが、蕎麦が売り切れでした。そこで、近くの名古屋珈琲店で、「鉄板ナポリタン」をいただきましたが、喫茶店の王道という感じで美味しい。王道ハードバップ作品を。
LOU DONALDSON (ルー・ドナルドソン)
FINE AND DANDDY (LOB 1980年録音)
ルー・ドナルドソン(as, 1926~2024年)が、11月9日に亡くなりました。享年98歳なので、天寿を全したといってよいかと思いますが、ビ・バップ、ハードバップの時代に活躍したミュージシャンなので、その時代が、また遠くなったと寂しくもあります。ご冥福をお祈りします。
本作は、1980年の来日時に録音されたものです。メンバーは、その時の来日メンバーで、ルー・ドナルドソン(as)、レッド・ガーランド(p)、ジャミール・ナッサー(b)、ジミー・コブ(ds)。1980年2月6日の東京厚生年金小ホールにおける公演を収録したものです。ドナルドソンの来日は、この時の一回だけでした。
曲目は次のとおり。
1 Stella by Starlight (Vicot Young)
2 The Best Things in Life are Free (B. G. De Sylva, Lew Brown, Ray Henderson)
3 Misty (Erroll Garner)
4 Fine and Dandy (Kay Swift)
5 Blues (Traditional)
6 Loverman (James E. Davis, Jimmy Sherman, Roger Ramirez)
7 Tenor Madness (Sonny Rollins)
「Stella by Starlight」(星影のステラ)などスタンダード曲が5曲と、有名ジャズオリジナルのの「Tenor Madness」、そして、ドナルドソンが唄を披露した「Blues」。
ルー・ドナルドソンの訃報に接したのは、bule1111_mayさんのブログ(Sometimes I'm Happy)の記事が最初(それへのリンク)でした。僕も追悼の気持ちを込めて何か聴こうと思い、取り出したのが1980年の来日公演を収録した本作です。2月6日録音ですが、2月3日の長野県上諏訪公演を僕は聴いていて、その時の光景が髣髴とされました。レッド・ガーランド(p)ら素晴らしいバックを得てドナルドソンは、スタンダード曲などを快調に演奏しています。彼が唄った「Blues」では、期せずして上諏訪公演でも大歓声が沸き起こったのが忘れられません。
レコードジャケットの裏面には、レッド・ガーランドの写真が掲載されています。
(参考)本作の収録曲がyoutubeに見当たらなかったので、The Natural Soulから「Funky Mama」を。
(安曇野市宅で聴いているところ)
飾ってあるレコードは、ルー・ドナルドソンのリーダー作で、右から「Sunny Side Up」(Blue Note 1960年録音 日本盤)、本作「Fine and Danddy」、「The Natural Soul」(Blue Note 1962年録音 日本盤)。The Natural Soulは、グラント・グリーン(g)、ジョン・パットン(org)が参加したソウルフルなアルバム。
【レッド・ガーランド・トリオ、スペシャル・ゲスト ルー・ドナルドソン 日本公演のパンフレット】
表紙
スケジュール。2月3日の長野県上諏訪公演を聴きました。
レッド・ガーランド(p)
ルー・ドナルドソン(as)
ジャミール・ナッサー(b)
ジミー・コブ(ds)
レッド・ガーランド
ルー・ドナルドソンのレコードの広告ページ。
【名古屋珈琲店】
住所:長野県松本市梓川倭456-1
電話:0263-88-8571
ホームページ:名古屋珈琲店 - 新村/カフェ | 食べログ (tabelog.com)
外観
ランチメニュー
始めに、ミニサラダ、パルメザンチーズやタバスコなどがきました。
鉄板ナポリタン
ソーセージがたくさん。
タマネギも。麺は細めです。
下には、卵焼きが敷き詰めてあります。
アメリカンブレンドも注文。喫茶店のナポリタン、懐かしい味でもありますが、なかなか美味しい。