安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ケニー・バロン AUTUMN IN NEW YORK

2015-01-25 08:17:15 | ピアノ・トリオ

きのう、北安曇郡松川村のジャズ喫茶M-Gateに行ったのですが、その前に、遅い朝食と昼食を兼ねて、近くにある「メゾンドソラマメ」というビストロに寄りました。地元産の食材を使ったフランス料理がメインのようですが、ランチメニューには、日替わりワンプレートや、パスタもありました。ワンプレートランチを頼んで、飲み物は紅茶にしました。偶然に入ったお店ですが、気軽に入れて寛げるレストランです。公園を散歩して寛ぎモードのピアニスト。

KENNY BARRON (ケニー・バロン)
AUTUMN IN NEW YORK (Uptown 1984年録音)

   

ケニー・バロンのリーダー作品は多くて、どれを聴いていいのか迷います。これは、自作やスタンダードなど曲目のよさと小気味よいトリオのプレイで、僕は気に入っているアルバムです。UptownのLPで聴いていますが、現在はCDが出ていて、そのタイトルは「New York Attitude」になっています。

メンバーは、ケニー・バロン(p)、ルーファス・リード(b)、フレデリック・ウェイツ(ds)。ベース、ドラムスともにシャープなプレイをするので、バロンとの絡みが期待できそうです。この顔触れは魅力があるのですが、残念なのは、オリジナルのジャケットが冴えないことで、バロンのコート姿はどうにもさまになっていません。

曲は、バロンのオリジナルが「New York Attitude」、「Joanne Julia」、「Lemuria」の3曲、ヴァーノン・デュークの名曲「Autumn in New York」(ニューヨークの秋)、モンクの「Bemusha Swing」、ガーシュイン作「Embraceable You」の全6曲。「New York Attitude」は、バロンが伴奏を務めた寺久保エレナ(as)のリーダー作(2011年)のタイトルにもなっています。

話題に上りませんが、バロン(p)の作品の中でも、かなりよい部類に入るものだと思います。バロン自作の「New York Attitude」は、アップテンポで疾走するピアノがとまりませんし、続く「Autumn in New York」は、一転して美しいバラードを奏で、「Joanne Julia」では、ラテン系リズムも入れてリラックスしています。「Lemuria」は、マッコイ・タイナーを思わせるようなフレーズも聴かれる熱いプレイをしています。ところどころに、シンバルを大きく入れるウェイツのドラムスも効果的です。

【メゾンドソラマメ(Maison de SORAMAME)】

住所:長野県北安曇郡松川緑町15−6
電話:0261-85-2523
営業:LUNCH   11:30-14:00 DINNER  18:00-21:30 (火,水,木)、18:00 - 22:30 (金,土)
定休日:月曜日、第三火曜日
ホームページ:メゾンドソラマメ 

   

場所は、松川村役場のすぐ近くです。

   

店内。反対側には小部屋があります。

   

壁に据え付けた棚に、ビル・エヴァンスのレコードが飾ってありました。ご主人がお好きなのでしょうか。

   

本日のワンプレートランチ。肉がおいしかった。

   

紅茶です。