東北大震災とほぼ同時に、長野県下水内郡栄村でも地震が起き、現在も復興中です。その応援もあって、栄村産のそば粉を使った福幸そば(発売は、「おやつカンパニー」)を一箱購入しました。カップ入りの油揚げ麺で、熱湯をそそぐタイプですが、1食35グラムと小ぶりなので、小腹が空いたときなどに重宝します。栄村産に限らず、最近は、県内産のそば粉が増えてきているようです。素材を生かしたヴォーカルを。
KARRIN ALLYSON (カーリン・アリソン)
IN BLUE (Concord 2002年録音)
カーリン・アリソン(vo)は1963年生まれのアメリカのシンガーですが、1992年に、コンコード・レーべルから初アルバムを出して以来コンスタントに作品を発表してきています。また、インスト曲に歌詞をつけて歌うなど、新しいこともやっていますし、ピアノも達者という才能豊かな歌手です。これは、第9作目で、タイトル通り、ブルージーな雰囲気が横溢したアルバムで、インストのファンにも向いていると思います。
伴奏は、マルグリュー・ミラー(p)、ピーター・ワシントン(b)、ルイス・ナッシュ(ds)、ダニー・エンブレイ(g)、スティーヴ・ウィルソン(as,ss)と、豪華な顔ぶれ。このCDの収録時間は70分もありますが、メンバーのソロの出番も多く、歌とインストの両方がたっぷりと収録されています。ミラーをはじめ、リズム陣が行き届いたプレイをしています。
曲は、ジャズ・オリジナルが多いです。「Moanin'」(モーニン)、「Everybody's Cryin' Mercy」、「Long As You're Living」、「The Meaning of The Blues」、「My Bluebird」、「Hum Drum Blues」、「How Long Has This Been Going On?」(いつの頃からか)、「West Coast Blues」、「Evil Gal Blues」、「Blue Motel Room」、「Bye Bye Country Boy」、「Love Me Like A Man」、「Angel Eyes」、「Some of My Best Friends」の全14曲。ジャズミュージシャンの手になる、トミー・フラナガン作「My Bluebird」、ウェス・モンゴメリー作「West Coast Blues」、ブロッサム・ディアリー作「Bye Bye Country Boy」などが含まれていて、凝った選曲です。
カーリン・アリソン(vo)の、濃厚でブルージーな歌が、多彩な伴奏とともに聴けます。ブルー・ムードの曲が選ばれていますが、彼女の落ち着きのある歌声もこういう曲に相応しい。「Angel Eyes」は、苦みやつらさを感じさせる歌いぶりで、歌詞の意味を際立たせています。おなじみの「Moanin'」や「How Long Has This Been Going On?」ばかりでなく、「My Bluebird」や「Bye Bye Country Boy」のメロディが印象に残り、あまり知られていない佳曲を取り上げているところも特筆ものです。
【福幸そば】
関連ホームページ:栄村 福幸そば
それほど大きくなく、大きめの紙袋に入れて運べるくらいの段ボール箱です。
15個入っていました。
熱湯をそそいで3分で出来上がりです。割合あっさりとした味です。