神戸へ観光に行ってきた同僚から、お土産に「神戸プリン」をいただきました。神戸は初めて訪れたそうですが、お洒落な街並み、異人館、港などの見どころに加え、美味しい食事など満足した旅行だったようです。お土産品の一番人気は、いただいた「神戸プリン」だそうですが、パッケージ、味ともにお洒落な逸品でした。逸品といっていいアルバム。
MILT JACKSON(ミルト・ジャクソン)
BAGS MEETS WES!(Riverside 1961年録音)
夜の遅い時間にブルージーな演奏を聴きたいとなった時に、手が伸びるのはミルト・ジャクソン(vib)やウェス・モンゴメリー(g)、ケニー・バレル(g)などのアルバムです。これはその二人が共演したもので、僕にとってはいつ聴いても期待通りの効能を発揮してくれる最高の一作です。
メンバーはミルト・ジャクソン(vib)、ウェス・モンゴメリー(g)、ウィントン・ケリー(p)、サム・ジョーンズ(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)。メンバーを見ただけで音が聴こえてきそうですが、とりわけ、サム・ジョーンズ(b)のふくよかな音色と音の運びには聴くたびに感心しています。ケリーが入っているし、フィリー・ジョーだしで、ハードバップファンには文句なしのメンバーです。
曲はミルトの自作が「S.K.J」と「Sam Sack」、ウェスの自作が「Blue Roz」と「Jingles」、ベニー・ゴルソン作の「Stablemates」、スタンダードの「Stairway to The Stars」(星へのきざはし)と「Delilah」の7曲収録がオリジナルで、僕の持っているCDの方では、「Stairwaw to The Stars」、「Jingles」、「Delilah」の別テイクがそれぞれ追加されています。この3曲のボーナストラックは、無くてもいいのですが、「Delilah」がもう一回聴けるは嬉しい。
ハードバップアルバムですが、室内楽的で繊細な面もあり、ヴァイブとギターによるサウンドも面白い。「S.K.J」では、ベースとピアノによるリラックスした前奏に続くミルト(vib)とウェス(g)のユニゾンによるテーマ演奏にしびれ、続くウェス、ケリー、ミルトのソロがご機嫌。「Stablemates」は、意表をついたフィリー・ジョー(ds)のドラムスから入り、ミルト、ウェスとテーマを分け合ったのち、ウェス、ミルト、ケリーのソロが続き、ハードにスイングしています。バラードの「Stairway to The Stars」は優美で格調高く、ブルージーでエキサイティングな「Sam Sack」、エキゾチックな「Delilah」と秀逸で、繰り返して聴きました。
【神戸プリン】
神戸プリンホームページ:kobepudding