先日、前夜飲みすぎて食欲がわかなかったので、塩パン2個で昼食を済ませました。長野市のトイーゴというビルの中にある「パンのわ」というお店で購入しました。塩パンは、それぞれベーコン、あんこが入ったものにしたので、塩味ばかりでなく甘い味のものもあって、飽きずに美味しくいただきました。たまには、昼食に軽めなパンもよいです。どちらかというと甘いサウンドのバリトンサックスを聴いてみます。
RONNIE ROSS (ロニー・ロス)
THE JAZZ MAKERS (ATLANTIC 1959年録音)
バリトンサックスは、ビッグバンドには欠かせない楽器ですが、ソロイストとして活動を行いレコーディングまでしているミュージシャンはそう多くありません。ゴリゴリと迫力のある音を出すのが普通だと思いますが、ジェリー・マリガンのように柔らかな音を出す人もいます。英国のロニー・ロス(bs)は、マリガンに範をとった演奏をしていて、寛いだセッションの聴けるアルバムです。
メンバーは、ロニー・ロス(bs)、アラン・ガンリー(ds)、アート・エルフソン(ts)、スタン・ジョーンズ(p)、スタン・ヴァッサー(b)。ロニー・ロスとアラン・ガンリーの双頭コンボです。このグループは、「The Jazz Makers」と名乗り、1958年に結成され、翌59年にはアメリカのニューポートフェスティヴァルに出演していますが、その頃にニューヨークで録音されたアルバムです。
曲は、「The Country Squire」、「Pitful Pearl」、「The Moonbather」、「The Real Funky Blues」、「It's a Big Wide Wonderful World」、「Blues For The Five Of Us」、「I Won't Fret If I Don't Get The Blues Anymore」、「How Long Has This Been Going On」の8曲。ガーシュインの「How Long Has This been Going on」を除き、ほとんどメンバーのオリジナル曲です。オリジナル曲のテーマはどこか懐かしい感じのするものです。
ウェストコースト風のサウンドで、イギリスにもこういうグループがあったのかと最初聴いた時に驚きました。ロニー・ロス(bs)はジェリー・マリガン風で、アート・エルフソン(ts)はズート・シムズに近く、スイングして調和のとれた演奏が行われています。はじめの「The Coutry Squier」から快調に2本のサックスが絡み、エルフソン(ts)、ロス(bs)がソロをとります。「Pitful Pearl」は、可愛らしい曲想で、和音が心地よい。「The Real Funky Blues」は、バリトンサックスの長く強く伸ばした音が効果的に使われていて、最も面白かった。
【ぱんのわ】
住所:長野県長野市鶴賀問御所町1200
電話:026-231-6250
トイーゴという建物の中にお店はあります。
本社、工場は安曇野市にあります。
ベーコンが入った塩パン
あんこがいっぱい詰まった塩パン。美味しかった。