安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

エリック・アレキサンダー「FRIENDLY FIRE」とFさん宅でスピーカー「JBL S4700」試聴の話題

2020-06-04 19:28:27 | テナー・サックス

ジャズ喫茶「アンの家」の常連Fさん宅で、JBLのスピーカー「S4700」を試聴させていただきました。スリムなので大きさはそう目立たないのですが、38cmウーハーの威力はすごく、小澤征爾指揮サイトウキネンオケのベルリーズ「幻想交響曲」(ライブ録画)における鐘や大太鼓の生々しい再生には驚かされました。ジャズもライブで。

ERIC ALEXANDER  & VINCENT HERRING (エリック・アレキサンダー & ヴィンセント・ハーリング)
FRIENDLY FIRE LIVE AT SMOKE  (HighNote 2011年録音)  

   

エリック・アレキサンダー(ts)とヴィンセント・ハーリング(as)は、来日が多く、小林陽一グッドフェローズの公演で二人揃うこともあり、日本でも知名度が高いのではないでしょうか。これは、ニューヨークのジャズクラブ「Smoke」で、二人揃って演奏したライブ盤です。

メンバーは、エリック・アレキサンダー(ts)、ヴィンセント・ハーリング(as)、マイク・ルドン(p)、ジョン・ウェバー(b)、カール・アレン(ds)。実は、マイク・ルドンのアルバム「Partners in Time」が良かったので、彼のピアノプレイを聴こうと手持ちを探したところ出てきたものです。

曲目。ハンク・モブレイの曲などとともに、「Sukiyaki」を演奏しています。坂本九が歌った「上を向いて歩こう」は、1963年「Sukiyaki」のタイトルでアメリカで発売、同年6月15日付けビルボードシングル第1位に輝いています。

1  Pat 'N' Chant(Hank Mobley)
2  Sukiyaki(中村八大)
3  Inception(McCoy Tyner)
4  Dig Dis(Hank Mobley)
5  You've Changed(Carl Fischer)
6  Here's That Rainy Day(James Van Heusem)
7  Mona Lisa(Jay Livingston)
8  Timothy(Vincent Herring)

エリック・アレキサンダー(ts)とヴィンセント・ハーリング(as)が、丁々発止のバトルを行いながらも、友好的なムードも漂わせる演奏を行っています。「Sukiyaki」や「Here's That Rainy Day」に加え、バラードの「You've Changed」や「Mona Lisa」を取り上げていて曲も親しみやすい。モブレイ作の「Pat 'N' Chant」や「Dig Dis」はハードバップ王道で、マイク・ルドン(p)の刺激的なピアノも含め素晴らしい。リラックスした「Sukiyaki」も楽しめ、この11月予定の二人の来日が実現することを願わざるを得ません。

【ジャズクラブ Smokeのfacebook】

facebook.com/SMOKE-Jazz-Club-360818217796

ニューヨークのジャズクラブSmokeは、現在コロナウィルスの影響で公演を休止しています。最新の情報などがfacebookにあるので、そちらのURLを掲載しました。

【小林陽一(ds)さんのホームページ】

www2.odn.ne.jp/cav00070

エリック・アレキサンダーとヴィンセント・ハーリングの二人を2020年11月に招聘して公演を行うことがインフォメーションされています。新型コロナの影響で不透明なところはありますが、実現すれば、聴きに行きます。

【Fさん宅のスピーカー「JBL S4700」の様子など】

以下スマホによる撮影です。

敷地が広く、立派な松の木や水を引き込んだ池があるなど、すごい邸宅です。

聴かせていただいているところ。

プレーヤーはオーディオ・テクニカのものを使用。

真空管アンプを使っています。強力なアンプで、これにも驚かされました。

JBLのロゴが浮き出るように作られたサイン(表示)。かっこいい。

小澤征爾指揮による幻想交響曲を聴いているところ。ブルーレイディスクの再生です。第4楽章がすごい迫力で迫ってきました。他にも持参したアート・ペッパー(as)の「Meets The Rhythm Section」などを聴かせていただき、堪能して帰途につきました。Fさんありがとうございました。