先日、山梨県立美術館の「キューガーデン 英国王室が愛した花々」展を観た後、自宅へ戻る途中、諏訪湖サービスエリアに寄りました。このSAには上島珈琲店がありますが、長野県内での初めての出店で、県内にはこちらの一店舗しかありません。諏訪湖を観ながら、同店の珈琲とモンブランで休憩しました。お気に入りピアニストの初リーダー作。
WYNTON KELLY (ウィントン・ケリー)
PIANO INTERPRETATIONS (BLUE NOTE 1951年録音)
ウィントン・ケリー(p, 1931~1971年)は、折に触れては聴いているフェイバリットミュージシャンです。僕が19歳の時の夏の午後、仙台のジャズ喫茶「カウント」でかかっていた「Kelly at Midnight」のサウンドを今でも想い起します。ケリーの19歳は、初リーダー作の本アルバムを録音していて、すごい。
メンバーは、ウィントン・ケリー(p)、フランクリン・スキート(b)またはオスカー・ぺティフォード(b)、リー・エイブラムス(ds)。ケリーは、ダイナ・ワシントンの伴奏をしていた時期に当たりますが、彼を見出して、この録音を行ったブルーノートレーベルの慧眼に感服しました。
曲は次のとおり。
1 Cherokee (Ray Noble)
2 Crazy He Calls Me (Carl Sigman)
3 Blue Moon (Richard Rogers)
4 Born to Be Blue (Robert Wells)
5 Moonlight in Vermond (Karl Suessdorf)
6 There Will Never Be Another You (Harry Wallen)
7 I Found A New Baby (Spencer Williams)
8 Goodbye (Gordon Jenkins)
10インチのレコードで聴いているので収録曲は8曲です。CDではコンプリート盤があります。新人紹介のためか、親しみやすい曲が選ばれています。
バド・パウエルからの影響をかなり受けているようですが、ウィントン・ケリー(p)の明晰なタッチによる清々しい演奏が聴けます。ハーモニーは伝統を踏まえたもので、終始心地よい響きをしています。「Crazy He Calls Me」ではメロディを歌うように弾いていて惹きつけられ、「There Will Never Be Another You」(あなた無しでは)ではバウンドする演奏が楽しめ、スローテンポの「Born to be Blue」や「Goodbye」では甘美な和音を用いて抒情を豊かに表出するなど、愛すべきアルバム。
【諏訪湖SA(下り線)内の上島珈琲など】
諏訪湖SAの建物の近くに停めることができました。
白線が新たに斜めに引かれていました。
上島珈琲。持ち帰りの人も多そうでした。
湯蒸しチーズケーキを食べてみたかったのですが、売り切れだったので、モンブランにしました。
ブレンドコーヒーとモンブラン。
中にもクリームが入っていて甘めでした。珈琲が濃かったので合いました。
腰かけた席から窓越しの諏訪湖方面。1月は全面結氷に近くなり、御神渡りも期待されたのですが、今年は無理そうです。
駐車場から八ヶ岳方面。
駐車場から諏訪湖。
目に留まった「寒天大福」。初めて見た商品です。あんこが強調されるような気がしますが、次回食べてみたい。