先日、箕輪町のオーディオ・音楽喫茶「SLOW HAND」に寄りました。約1年ぶりだったのですが、オーディオ装置に基本的な変更はなく、音楽を大きな音量で楽しみ、遅いランチにカレーをいただきました。
お客が僕一人だったためか、マスターがビル・エヴァンス(p)のオリジナル盤や、ピンク・フロイドの盤をかけてくれました。エヴァンスのアルバムの再生ぶりが素晴らしく、また訪れたい。
JR飯田線の木ノ下駅のすぐ近くにお店はあります。写真の奥に見えている建物の2階がSLOW HANDです。
入口
店内。ステージがあり、第1と第3の金曜日の夜は、ジャムセッションが開催されます。ハモンドオルガン、ドラムスがセットされ、アップライトピアノも置いてあります。
レコード3000枚、CD2000枚はあります。レコードは、ジャズ、ヴォーカル、ロック、ブルース系統のものがあり、オリジナル盤がほとんどだそうです。
カウンター席。この席に腰かける方も多いようです。
ドラムセットが新たに設置してありました。
ハモンドオルガンは買い替えてありました。
スピーカーは、ウーハーTAD TL-1601b×2、ドライバーTAD 4001がバーチカルツイン型のエンクロージャーに収まっていて、コンデンサーのみで切ったツイーターJBL 2405が追加されてた3ウェイだそうです。
アンプは、征矢進(SOYA AUDIO)さん制作の管球アンプだそうです。
ターンテーブルを撮らせていただきました。CDプレーヤーは、エソテリックを使っています。
ビクターのターンテーブル。
こちらは、マイクロの糸ドライブのターンテーブル。カートリッジは、フェアチャイルドです。
「クリーン電源」の装置を使っています。
僕が持参したレコードをかけてもらいました。江藤良人の「Everything I Love」です。ドラムス、ベースともに迫力があります。低音に余裕がある再生ぶりです。
ビル・エヴァンスの「Waltz for Debby」のモノラルオリジナル盤。とりわけ、スコット・ラファロ(b)の音にほれぼれでした。
マスターがお好きだというビル・エヴァンス「Quintessence」。
ビル・エヴァンス「Green Dolphin Street」。フィリー・ジョー・ジョーンズのドラムスも面白い。
ロックのアルバムもたくさんあります。ピンク・フロイド「狂気」を一部かけてくれました。オリジナルのようですが、2枚ありました。
遅いランチをいただきました。カレーと珈琲です。チョコレートがお茶うけに出てきます。
カレー。ご飯ものがあったので、驚きました。美味しかったです。
珈琲。たっぷりです。楽しい時間を過ごしました。マスターのオリジナル盤コレクションが素晴らしいので、また寄りたいお店です。
住所:長野県上伊那郡箕輪町大字中箕 11945-6
電話:090-9665-6270
ニックネームになっていた時代が
ありました。
店名はそこから来てるのかな。
それにしても凄いお店が現存して
いるのですね。
オリジナル盤はともかく、ハモンド・
オルガンがある店というのは、
初めて見ました。
今どきは電子オルガンというか、
エレクトーンというかそれらの
キーボードが置いてある店はあると
思うのですが、本家の楽器があるのは
こだわっていますね。
以前、ジミー・スミスを調べてた時に、
ハモンドオルガン置いてある店が
少ないのでオルガニストはオルガン
運び入れるわけにもいかないし、
出演できる店が少ないのが問題だと
いう記事を見た事があり、
そんなことを思い出しました。
エバンスのオリジナル盤。
「グリーン・ドルフィン・ストリート」
は個人的名盤ですが、ピンク・フロイド
のダーク・サイド・オブ・ザ・ムーン(狂気)が聴けるのは2度びっくりですね。
ビルボードのチャートに長年いる
モンスター盤ですがお店で聴いて
みたいものです。
オーディオと音楽のお店ですが、レコードやCDをかけるだけでなく、ライブやジャムセッションも行っているアクティブなお店です。
ギターもたくさん置いてあるので、「SLOW HAND」はエリック・クラプトンからきているのかもしれません。マスターは、自分でお店の内外装などを手掛けているので、そんなことも、意味に込められているのかもと思います。
ハモンドオルガンB3は、長野県内ではこちらのお店だけでしか見たことがありません。今回行ったら、買い替えてあって、びっくりしました。また、アップライトピアノも導入して、ライブに備えています。6月に、名古屋からオルガン奏者を呼んで、ライブをやると話していました。
オーディオ、レコード、楽器などなど、面白いお店です。今回、お客様がたくさんいないと、いろいろと聴けるので、時間をみながら出かけました(笑)。マスターは気さくな方で、楽しいお店です。