上田市サントミューゼで、3月26日(日)に群馬交響楽団の上田定期演奏会(2023春)が行われますが、それに先立ち、同楽団メンバーによる弦楽四重奏の演奏会が20日(月)に開催されたので、出かけました。
チラシ表
(出 演)
ヴァイオリン:杉山和駿 (すぎやま たかとし)
ヴァイオリン:塩加井ななみ (しおかい ななみ)
ヴィオラ:太田玲奈 (おおた れな)
チェロ:松本恒瑛 (まつもと つねあき)
メンバーは、全員群響楽団員ですが、太田さん(Va)が入団8年目、松本さん(Vc)が4年目、ヴァイオリンの二人は入団1年半で、比較的若手のようです。上田市出身の太田さんが司会進行を行いました。
(曲 目)
モーツァルト / 弦楽四重奏曲 第14番 ト長調 K.387「春」第1楽章
ガーシュイン / Summertime
ガーシュイン / I Got Rhythm
ガーシュイン / パリのアメリカ人
ガーシュイン / ラプソディ・イン・ブルー
J・コスマ(武満徹編曲) / 枯葉
(短い休憩)
ベートーヴェン / 弦楽四重奏曲 第4番 ハ短調 作品18-4
Teddy Bar / Mc Mozart's Eine Kleine Bricht Moonlight nicht Musik(アンコール曲)
(感想など)
26日の群響の演奏曲目は、武満徹「弦楽のためのレクイエム」、ガーシュイン「ラプソディ・イン・ブルー」、ベートーヴェン「交響曲第3番「英雄」」で、それに因んだ曲が取り上げられました。選曲が良くて、モーツァルトの「春」は伸び伸びした明るい曲で、オープニングに相応しかった。
ガーシュインのものは、弦楽四重奏用に編曲されたものですが、各人の個別の音がよくわかり、Summertimeでは、杉山和駿さんの美音が際立ち、I Got Rhythmでは、ゴージャスなアンサンブルが聴けました。武満徹編曲の「枯葉」は、幻想的な響きで晩秋といった雰囲気でした。
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第4番は、交響曲「英雄」と同時期に書かれたので選曲されたそうです。ハ短調の重厚な曲でしたが、第1楽章は美しいメロディが流れ、演奏も息があっていました。アンコールのアイネ・クライネの捩り曲まで、約1時間楽しい時間を過ごせました。企画したサントミューゼにも感謝。
(今回のメンバーです)
見えにくいですが、チラシ裏に記載された、メンバーのプロフィールです。拡大などしてご覧下さい。
【群馬交響楽団ホームページ】
【上田市サントミューゼホームページ】