お正月休みに、クラシックも楽しみました。加藤浩子著「オペラの歴史」(小学館新書)を読み、グノーのオペラ「ファウスト」をDVDで観ました。あわせて、スメタナやモーツァルトの作品を聴きました。
表紙
(目 次(取り上げられた作品))
(感 想)
加藤浩子さんの著書は、2~3冊読んだことがありますが、作曲家や作品、音楽史についてわかりやすく記載されていて、親しみやすいものです。本作は、オぺラについて、歴史上の代表的な作品をとりあげ、作品を詳しく紹介し、オペラ史についても触れたものです。
最近では、歌手の能力が上がったり、作品の研究が進むなどして、バロックオペラやロッシーニの作品の上演回数が増えているそうです。バロックのモンテヴェルディやヘンデルの章は、興味深く、特にヘンデルの作品が「イタリアオペラ」と位置付けられているのにはびっくりしました。
「椿姫」や「こうもり」、「カルメン」、「蝶々夫人」、「エフゲニー・オネーギン」といった作品は、舞台で鑑賞したことがありますが、改めて内容や背景について興味深く読みました。今回は、フランスのグランドオペラの代表作、グノーの「ファウスト」をDVDで観ました。
(著者略歴)
(グノー「ファウスト」)
ディアゴスティーニ出版の「DVD オペラコレクション」の中のものを観ました。1985年のウィーン国立歌劇場ライブ。エーリヒ・ビンダー(指揮)、フランシスコ・アライサ(ファウスト、T)、ガブリエラ・ベニャチコヴァー(マルグリート、S)らの出演。ファウストが歌う、『この清らかな住まい』が大好きです。
(その他に聴いたCD)
スメタナ:連作交響曲『わが祖国』。ヴァーツラフ・ノイマン指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(1967年録音)。タワーレコードから出たSACDですが、弦楽器や管楽器のサウンドが美しい。
室内楽を楽しもうと、ウィーン八重奏団によるモーツァルトのアルバムを取り出しました。4枚組のうち、3枚目の「ディヴェルトメント第10番、クラリネット五重奏曲、クラリネット三重奏曲」の3曲を聴きました。1964年録音。クラリネットは、アルフレート・ボスコフスキー。
2023年も、群馬交響楽団の定期演奏会など、クラシック音楽はライブ主体に楽しむつもりです。それでも、気になるCDは、どうしても買ってしまいそうです。