暑い日が続き、冷たいものがほしくなります。この頃、気にいっているのが、「名古屋珈琲店」のアフォガート。エスプレッソとソフトクリームが別々で、自分で注ぎます。この頃、気にいったエヴァンスのCDを。
BILL EVANS (ビル・エヴァンス)
TREASURES (Elemental 1965, 66, 69年録音)
ビル・エヴァンス(p, 1929~1980年)は、人気が続いているためか、未発表音源などが発掘されて、続々とアルバム化されています。本作は、デンマークにおける1960年代の公演をまとめた2枚組CDで、国内流通仕様盤がこの4月に発売されたので購入しました。
メンバーは、ビル・エヴァンス(p)、ニールス・エルステッド・ペデルセン(b)、アラン・ドウソン(ds)、アレックス・リール(ds)、パレ・ミッケルボルグ(編曲・指揮)、エディ・ゴメス(b)、マーティー・モレル(ds)。デンマーク王立管弦楽団、デンマーク・ラジオ・ビッグバンド。曲により共演者は異なります。
曲目は次のとおり。
CD1
1 COME RAIN OR COME SHINE
2 SOMEDAY MY PRINCE WILL COME
3 BEAUTIFUL LOVE
4 I SHOULD CARE
5 VERY EARLY
6 TIME REMEMBERED
7 WHO CAN I TURN TO?
8 WALTZ FOR DEBBY
9 メドレー INTRO / WALTZ FOR DEBBY
10 TIME REMEMBERED
11 MY BELLS
12 TREASURES
13 WALTZ FOR DEBBY (Reprise)
14 WALKIN' UP
CD2
1 RE: PERSON I KNEW
2 'ROUND MIDNIGHT
3 MY FUNNY VALENTINE
4 TIME REMEMBERED
5 COME RAIN OR COME SHINE
6 EPILOGUE
7 ELSA
8 STELLA BY STARLIGHT
9 DETOUR AHEAD
10 IN A SENTIMENTAL MOOD
11 TIME REMEMBERED
12 NARDIS
13 AUTUMN LEAVES
14 EMILY
15 QUIET NOW
16 NARDIS
音質もよくて、この種の発掘ものとしては、最上のレベルです。中でも、CD2に収録された65年11月のビル・エヴァンスのソロ・ピアノの6曲は本当に宝物で、ことに「My Funny Valentine」や「Time Remembered」は、音を自在に綴り、繊細な音の響きが素晴らしい。ニールス・ベデルセン(b)、アラン・ドウソン(ds)やアレックス・リール(ds)と演奏した65年10月、11月録音のトラックは、よくスイングし楽しげで、好みから言えば一番です。CD1収録の「Beautiful Love」や「I Should Care」、「Waltz For Debby」あたりがそれらに当たります。
付属のブックレット(インタビューなどを含み約50ページにわたるものです。)に掲載された写真から。
同じく、オーケストラとの共演場面を捉えた写真。
左から、ビル・エヴァンス、ニールス・ヘニング・エルステッド・ペデルセン(b)、アラン・ドウソン(ds)。
日本語の帯もつけてみました。輸入盤付属の約50ページのブックレットの他に、その英文を訳した日本語のブックレット31ページも付属しています。寺井珠重さんによる渾身の翻訳が素晴らしい。
(参考)本作から「Waltz for Debby」が聴けます。
Waltz For Debby - Bill Evans - YouTube
【名古屋珈琲店】
住所:長野県松本市梓川倭456-1
電話:0263-88-8571
ホームページ:名古屋珈琲店 - 新村/カフェ | 食べログ (tabelog.com)
外観
「アフォガート」をメニューで見つけて、かなり喜び、早速、注文。エスプレッソ(珈琲)は、小さなピッチャーに入ってきました。
エスプレッソを注ぎ入れたところ。至福の瞬間です。甘さと苦さがからみあって、すごーく美味しい。
ついでに、軽食にパンケーキのプレーンを注文。
かなりしっとりして柔らかいものでした。シロップ(ハチミツ)をかけて、じっくりといただきました。名古屋珈琲店のアフォガートは、癖になりそうです。また来ます。
そのアルバムは、音質も今いちで、内容もそれなりでした。
しかしながらこのアルバムは質量ともに十分で、すごいもの発掘してくるなぁと
思いました。
私のヒットは60年代のぺデルセンの演奏で、
当時エバンスと渡り合ってるという感動がありました。
エヴァンスの調子もよさそうで、このセット聴くだけでもお得でした。
どこに行ってもエヴァンスはエヴァンスですが、
私は配信で聴きましたが、いいもの聴かせていただきました。奥が深いですね。
このCD二枚組ですが、一部は、海賊版などで出ていたようですが、オーケストラとの共演やソロは、初出のようです。
お話のように、ペデルセンが躍動するビートを出していて、エヴァンスもリラックスしてスイングしているようですね。僕も気にいりました。また、ドラムスのアレックス・リールも、実現はしなかったのですが、エヴァンスにニューヨーク行きを誘われたようで、デンマークのリズムセクションのレベルの高さを物語っていると思います。
コメントありがとうございます。