安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

カウント・ベイシー「Count Basie and The Kansas City 7」、高倉町珈琲甲府昭和店で林檎パイ。

2023-06-04 19:30:00 | ピアノ

甲府市に買物に行ったついでに、高倉町珈琲甲府昭和店に寄り、お茶時間を楽しみました。店内はそうひろくありませんが、飾ってあるビートルズグッズが充実していました。充実したアルバムです。

COUNT BASIE (カウント・ベイシー)
COUNT BASIE AND THE KANSAS CITY 7 (IMPULSE! 1962年録音)

   

カウント・ベイシー(p, 1904~1984年)は、通常は、ビッグ・バンドを率いて活動を行っていましたが、バンドのピックアップメンバーで、コンボを編成し、録音も行っています。これは有名なアルバムですが、ようやく、状態のよいセカンドくらいのレコードを入手しました。

メンバーは、カウント・ベイシー(p, org)、サド・ジョーンズ(tp)、フランク・フォスター(ts, cl)、エリック・ディクソン(ts, cl, fl)、フランク・ウェス(fl, alto fl)、フレディ・グリーン(g)、エディ・ジョーンズ(b)、ソニー・ペイン(ds)。カウント・ベイシー楽団のスター・プレイヤーが揃っています。

曲目は、次のとおり。

1  Oh!, Lady , Be Good (George Gershwin)
2  Secrets (Frank Wess)
3  I Want a Little Girl (Murray Mencher)
4  Shoe Shine Boy (Saul Chaplin)
5  Count's Place (Count Basie)
6  Senator Whitehead (Frank Wess)
7  Tally-Ho, MR. Basie! (Count Basie)
8  Whatcha Talkin? (Thad Jones)
吹き込みメンバーである、カウント・ベイシー作が2曲、フランク・ウェス作が2曲、サド・ジョーンズ作が1曲にです。ベイシーの2曲は、ヘッドアレンジでその場で作られているもののようです。あとは、ベイシーのコンボや楽団の演奏で、既にお馴染みの有名スタンダード曲です。

このアルバムは、フレディ・グリーンのリズムギターの音が厚く再生できているかどうかという点で、オーディオ的にも関心を惹く一枚です。オリジナルからセカンド、サードと、レコードが版を重ねる毎に、ギターの音が薄くなっていくと言われています。今回、多分セカンドのステレオ盤を聴いています。演奏は、「Oh!, Lady, Be Good」からスイングして楽しいことこの上なく、「I Want a Little Girl」では、カウント・ベイシーのオルガンの妙技も披露されます。持ち替えで演奏しているとはいえ、管楽器陣の扱う楽器の多彩さがすごい。

ライナーノートには、メンバーの写真が掲載されています。

   

レコードのラベル。vangelderの刻印が入っています。

(参考)本作から「Oh!, Lady, be Good」が聴けます。

Oh, Lady Be Good - Count Basie - YouTube

安曇野市宅で聴いているところ。インパルスのレコードを飾ってみました。右から、ソニー・ロリンズ「On Impulse」、本作、ロレツ・アレキサンドリア「The Great」。どれも有名な作品です。

 

【高倉町珈琲 甲府昭和委店】

住所:山梨県中巨摩郡昭和町河西1600-1
電話:055-244-7447
ホームページ:高倉町珈琲|TAKAKURA MACHI COFFEE (takakuramachi-coffee.co.jp)

看板、建物外観。

入口

店内。広いことは広いのですが、開放感は今一つです。もっとも、高崎店が凄すぎるのですが。

(ビートルズグッズ)

こればかりではなく、壁にはビートルズのいろいろな写真が貼ってあります。

レコードが展示してありました。今まで、前橋店、高崎店と入りましたが、レコードがあったのは、こちらの甲府昭和店が始めてです。

一番下のレコードをアップ。

ブレンドコーヒー。『種類をリッチにした厳選豆で、焙煎にこだわった香り高いコーヒー』だそうです。

『高倉町珈琲新定番の焼きたてアップルパイ、お店でしか味わえないおいしさをお試しください。』と、ホームページにあったので、注文。

開いたところ。林檎も美味しく、温かくてよいのですが、パイが崩れて食べにくいので、器用な人向きかもしれません。近くの高倉町珈琲3店には出かけましたが、またどちらか寄りたい。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
カンサスシティー7 (mobu)
2023-06-05 11:32:54
このアルバムは未聴でした。
ベイシー・バンドは有名だし、
アルバムも多いですが、
スモール・コンボもまたいい雰囲気
出していますね。
ベイシーのオルガンも初めて
聴きましたがお上手です。
インパルスレーベルは、
コルトレーンからベイシーまで、
よりどりみどり。
グリーンのギターの厚みで再生レベルが
わかるという私には別次元の話ですが、
デジタル音源だと薄いかな。
グリーンの弦高の高いギターの
ザッザッという刻みは、独特なものが
ありますね。
終生これで通したグリーンも凄い
ですが、自分のリーダーアルバムでも
ソロは弾かずリズムギターで通したと
いうことですからある意味大した
ものですね。
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フレディ・グリーン (azumino)
2023-06-05 22:14:48
mobuさん こんばんは

お返しのコメントが遅くなり、失礼しました。本日は、飲み会で、どうにか、やっと自宅に帰ってきました。

ベイシー楽団にフレディ・グリーンのギターは欠かせないものでしたが、こうしてコンボの演奏を残してくれたのがありがたいです。各曲の演奏時間がそう長くなく、このリズム隊だけでも、もっと聴いていたい気分になりました。

コメントありがとうございます。
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