ホームページの方にヴラド・ペルルミュテール(ピアニスト)を掲載しようとして、ここ2~3日ラヴェルやショパンのピアノ曲を改めて聴いていました。作曲者本人から直に解釈を教えられたというラヴェル作品の他、この人の弾くショパンが好きです。ジャズと離れた作品の続きで、ジャパニーズ・オールディーズを聴いてみました。
園まり、中尾ミエ、伊東ゆかり
まり ミエ ゆかり の大作戦 (ワーナー・ミュージック 1970年録音)
阿久悠著「愛すべき名歌たち」に、『この、ザ・ピーナッツが歌うポップスを、当初は日本製だとは思わなかった。輸入品だと信じて疑わなかったのである。これは後からの感想だが、この「恋のバカンス」は、アメリカンポップスと日本の歌謡曲との間に橋を架けた、画期的な歌だと思っている。グループサウンズ(GS)のメロディーのスタイルもこれより発する。』とあります。
「恋のバカンス」を作曲したのは、宮川秦です。2006年にお亡くなりになりましたが、最近では「宇宙戦艦ヤマト」の作曲者としてよく知られています。僕の大好きな彼の曲に「ウナ・セラディ・東京」があります。出だしなどピアノの音がショパンのようだなと思ってきいていました。
このアルバムは、園まり、中尾ミエ、伊東ゆかりが共演した音楽喫茶<ヤングメイツ>におけるライブの模様を収録したものです。「ウナ・セラディ・東京」、「ラストワルツ」、「想い出のグリーン・グラス」などポップス系から「夢は夜ひらく」、「くちづけ」といった演歌まで収録されています。
編曲はすべて宮川秦が担当しています。たいへん楽しい日本のポップス・アルバムで、たまに気分を変えるのに重宝しています。なお、原盤は8トラックテープで、これは1998年に奇跡的にCD復刻されたものです。
ホームページにヴラド・ペルルミュテール(クラシックのピアニスト)を掲載しました。興味のある方はご覧ください。モダンジャズやヴォーカルを聴こう ヴラド・ペルルミュテール
「恋のバカンス」はたしかに舶来和製ポップスと思い違いする曲調ですね。GSメロディーに繋がっていく感じも共感します。「ウナ・セラディ・東京」は少し大人のムード漂う名曲、ピアノが利いていますね。
紹介CDは「スパーク3人娘」の楽しい同窓会って趣でしょうか、なかなか貴重な音源なんでしょうね。
懐メロポップスのアナログ盤は結構相場が高く、EP盤といえどもかなりの高値で見かけることがあります。
>懐メロポップスのアナログ盤は結構相場が高く、EP盤といえどもかなりの高値
bobさんが書かれたとおり、このジャンルは、ものによっては値が張りますね。僕はちょっとだけEPも集めましたが、本格的なリスナーではないので、気になるCDを買うだけにとどめています。
紹介CDは、宮川秦の編曲による、ビッグバンドによる伴奏です。いまから考えると豪華ですね。