安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

NHK時代劇「真田太平記」(DVD)、池波正太郎作『真田太平記』50周年記念「草の者・お紅と真田太平記展」。

2024-08-12 19:30:00 | 映画・DVD・テレビ

小説「鬼平犯科帳」や「仕掛人・藤枝梅安」を書いた池波正太郎さんは、信州(長野県)や上州(群馬県)を舞台に戦国武将真田一族に関する物語を書いていて、その代表が『真田太平記』です。

NHKドラマの『真田太平記』(DVD)をようやく全巻見終わりました。また、この7月20日から『草の者・お紅』に関する挿絵の展示が行われている上田市の真田太平記館を訪れました。感想など記します。

(NHK時代劇 真田太平記)

   

DVDのパッケージ。観たのは、レンタル用のDVDです。

【概 要】

上杉、北条、徳川ら大名と互角に戦い、戦国の世に名を知らしめた真田一族の波乱万丈の物語を1年間、全45回(各回44分)で描いた。軍略と反骨の武将・真田昌幸を丹波哲郎、真田の命脈を守り通す嫡男・信之を渡瀬恒彦、武勇の誉れ高い次男・幸村を草刈正雄が熱演。原作:池波正太郎。脚本:金子成人。音楽:林光。出演はほかに遥くらら、紺野美沙子、榎木孝明、中村橋之助ら。

【出 演】

真田 信幸(後に信之に改名)………… 渡瀬恒彦
真田 幸村 …………………………………草刈正雄
真田 昌幸 …………………………………丹波哲郎
真田の女忍び お江……………………… 遥くらら
信幸と幸村の徒弟 樋口角兵衛 …………榎木孝明
真田忍びの頭領 壺谷又五郎 ……………夏八木勲
真田の忍び 向井佐助 ……………………中村橋之助
幸村の小姓 向井佐平次 …………………木之元亮
信幸の妻 小松殿 …………………………紺野美沙子
昌幸の愛妾 お徳 …………………………坂口良子
昌幸の正室 山手殿 ………………………小山明子
徳川 家康 …………………………………中村梅之助
徳川 秀忠 …………………………………中村梅雀
豊臣 秀吉 …………………………………長門裕之

【原作、脚本など】

原作:池波正太郎、脚本:金子成人、音楽:林 光、タイトル題字:池波正太郎、制作:榎本一生、演出:大原 誠 ほか
○1985~1986年 放送

(感 想)

実は原作(新潮文庫全12巻)を現在改めて読んでいるところで、まだ5巻目です。テレビドラマは、原作に沿った形で作られていて、重厚ですごく面白かった。

史実に、池波さんの創作が加わり、草の者(真田家の忍者)を登場させて活躍させているのが特徴です。草の者を通じて、真田昌幸が豊臣、徳川らの動向を得ている設定が説得力があります。

上田城の攻防など戦や忍者同士の格闘場面など、スケールが大きく、迫力があります。真田昌幸や幸村が有名ですが、長男の信幸(信之)を軸にしているのは、池波さんの卓見だと思いました。

(以下DVDの場面から)

題字は、池波正太郎さんによるものです。

シルエットを用いた真田武将隊の映像、背景に流れる林光さんの音楽ともども見事です。

渡瀬恒彦演じる真田信幸(信之)。

丹波哲郎演ずる真田昌幸。いかにもくせ者という雰囲気が醸し出されていて、はまり役だったような気がしました。

草刈正雄演ずる真田幸村。草刈正雄は、NHK大河ドラマ「真田丸」においては、真田昌幸を演じています。

信幸の妻 小松殿(稲姫)を演じる紺野美沙子。小松殿に関するエピソードも印象深い。

真田の女忍び お江を演ずる元タカラジェンヌの 遥くらら。主役に準ずるくらいに登場場面も多かったです。

遥くらら演ずるお紅は、年をとらないのがすごいところで、これは最終回に登場したお紅。お紅は、度重なる危機も脱出して上田に戻り、真田一族の姿を見届けます。

 

【池波正太郎 真田太平記館】

住所:長野県上田市中央3丁目7番3号
電話:0268-28-7100 
ホームページ: ◆池波正太郎真田太平記館◆ - 上田市ホームページ (city.ueda.nagano.jp)

太平記館外観

看板など

(企画展の内容)

『真田太平記』全編に渡って登場し、物語を最後まで見届けた「草の者・お江」の印象的な登場場面を、風間完氏が描いた挿絵を中心に展示します。艶麗な魅力を持ち、緊迫感漂う暗躍シーンなど、物語を背後から支えた草の者・お江を通して『真田太平記』の世界をぜひご堪能ください。とのことです。

   

企画展のチラシ表

   

チラシの裏面。

上田市内の喫茶店で、真田太平記第4巻を読書中。

ポスターをもらってきて、安曇野市宅の音楽部屋に飾りました。



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2 コメント

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Unknown (azumino)
2024-08-14 19:39:52
ハカルさん こんにちは

真田太平記は、かなり面白かったです。池波正太郎さんの原作、脚本、演出、そしてハカルさんご指摘の林光さんによる音楽がよいですね。

こういうドラマは、初めの方の印象が大事ですね。真田太平記は、1985年ですから、もう40年近く前になりますが、戦闘場面といい、大迫力で、丁寧に作ってあると思われました。

そして、鬼平犯科帳の冒頭場面も、お話のように良いですね。鬼平もDVDは全て見ましたが、面白かったです。

拙ブログをお読みいただき、コメントもありがとうございます。
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Unknown (ハカル)
2024-08-14 09:28:44
大河ドラマ 真田太平記のオープニングの馬蹄の轟とバイオリンはグッときます。錦之助さんの鬼平犯科帳、木下忠司さん作曲オープニングのトランペットと炎もとても良い。 
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