書店で新刊文庫のコーナーを眺めていたら、面白そうなエッセイ集『こぽこぽ、珈琲』(河出文庫)が目に留まったので購入しました。
表紙カバー
(内容紹介)
(執筆者一覧、掲載順)
湊かなえ 星野博美 野呂邦暢 阿川佐和子 小島政二郎 片岡義男 寺田寅彦 清水幾太郎
永江朗 向田邦子 佐野洋子 草森紳一 よしもとばなな 塚本邦雄 村上春樹 團伊玖磨
外山滋比古 黒井千次 滝沢敬一 植草甚一 内田百閒 吉田健一 村松友視 山口瞳
畑正憲 常盤新平 柏井壽 泉麻人 井上ひさし 種村季弘 森本哲朗
(感 想)
珈琲関連のエッセイ集で、〈河出書房のおいしい文藝シリーズ〉の一冊です。2017年刊行の単行本を、今回、文庫化したもの。珈琲を飲みながら読みましたが、愉快だったり、人生の機微に触れたりなど、豊かな一時が過ごせました。
31編中、特に印象深いのは、星野博美「ウィンナ―コーヒー」、永江朗「コーヒーと袴」、植草甚一「ウィンナ・コーヒーが飲みたくなったなあ」、山口瞳「国立 ロージナ茶房の日替りコーヒー」、常盤新平「ある喫茶店」の5編でした。
「ウィンナーコーヒー」は、珈琲店「シャルマン」での星野さんの少年期とお店の閉店時のエピソードを綴ったユーモラスで心温まる一編。山口瞳「ロージナ茶房」と常盤新平「ある喫茶店」は喫茶店主との交流を描き、永江さんの落ちの見事さ、植草さん独特の切り口や文章も良かった。
「おいしい文藝シリーズ」
文庫本は、「こぽこぽ、珈琲」が初めてです。単行本が文庫本化されたら購入して読もうと思います。
【河出書房新社 おいしい文藝シリーズ】
検索をしたら、他にもこのシリーズの本がたくさんありました。
31人もの作家のエッセイが掲載され、話の面白さに加えて、それぞれの個性ある文章も楽しめる、よいエッセイ集でした。よく集めたものだと感心しました。
神保町のお店良いですね。もし、その喫茶店に行かれたら、ビオラさんのブログで公開してください。神保町には、喫茶店がたくさんあり、ジャズ喫茶もあります。出かけたくなりました。
コメントありがとうございます。
昨日、この記事を目にした時から、
興味湧いてまして・・・、
珈琲好きの私、かつ、名を連ねていらっしゃる、作家さんも、興味アリで、
私も、読みたいなって思いました〜!😊
丁度ね・・・、憧れのモデルさんである、雅姫さんのパーソナルマガジンに、ウインナーコーヒーの美味しそうなお店が掲載されていて(神保町)、そこへ行きたくなっていたところだったんですが・・・、
この本を手にしたら、
益々、ウインナーコーヒーが、飲みたくなりそうです〜(笑)
・・・、とっても素敵なご紹介を、ありがとうございました〜♪